1.4 高額療養費制度
高額療養費制度とは、医療費の自己負担に1カ月ごとの上限を設ける仕組みのことです。上限を超えて支払った分(「保険適用される診療に対する自己負担額」のみ。入院時に発生する「食費」や「居住費」、希望して利用する「差額ベッド代」、および「先進医療にかかる費用」などは対象外)は、あとから払い戻されます。
「限度額適用認定証」などの交付を受けて医療機関の窓口で提示すれば、窓口での支払い自体を最初から自己負担の上限額までに抑えることも可能です。
上限額は年齢や所得によって変わり、70歳以上には別の区分が設けられています。
医療費に上限が設けられるため、入院や手術で医療費が高額になっても、家計へのダメージを抑えられる仕組みです。
1.5 加給年金
加給年金とは、厚生年金に20年以上加入した人が65歳になったとき、生計を維持する年下の配偶者や子がいる場合に上乗せされる給付のことです。
配偶者が対象の場合、特別加算を含めて年額およそ40万円が加算されます。ただし、配偶者が65歳に達すると加算は原則として終了します。一定の要件を満たす場合は、配偶者自身の老齢基礎年金に振替加算が付くことがあります。
1.6 自治体独自の支援制度
国の制度だけでなく、自治体が独自に設ける支援にも目を向けましょう。お住まいの市区町村によっては、高齢者向けの給付金や医療費・介護費の助成、補聴器購入の補助などが用意されています。また、住民税非課税世帯へ独自の上乗せ給付を行う自治体もあります。
自治体独自の支援制度も、原則として申請しなければ受け取れません。内容や金額は地域によって異なるため、広報誌や市区町村のホームページなどで、自分が使える制度を確認してみてください。
