7. まとめ:初任給を機に考えたい「少額・早期・長期」の資産形成

この記事では、新NISAを活用した積立投資について、50歳から始めた場合のシミュレーションと、若いうちから始めることのメリットを比較しながら解説しました。

50歳から老後資金2000万円を目指すには、毎月約9万円の積立が必要となり、家計にとって決して軽い負担ではないことが分かりました。

一方で、社会人になった直後など、早い時期から積立を開始すれば、長い運用期間を確保できます。

これにより、月々の負担を抑えつつ、「時間」という強力な要素を味方につけることが可能になります。

冒頭で紹介した調査で、20歳代だけが家計の見通しに肯定的であった背景には、こうした「早期に投資を始めることの合理性」に気づき、すでに行動を始めている、あるいは始めようとしている姿勢が反映されているのかもしれません。

「将来がなんとなく不安」という漠然とした感情を抱え続けるのではなく、まずは「生活の基盤である公的年金」を正しく認識することが大切です。

その上で、不足すると考えられる部分を新NISAなどを利用して「少額から・早めに・長期で」補うという考え方が求められます。

この根拠に基づいた選択へと一歩踏み出すことが、お金の不安から解放され、「ファイナンシャル・ウェルビーイング」を高めるための鍵となるでしょう。

新しい生活の忙しさが少し和らいできた今、一度立ち止まり、初任給の使い道や将来のお金との付き合い方について、じっくりと考えてみてはいかがでしょうか。

※当記事は再編集記事です。

参考資料

マネー編集部NISA班