2. 2026年度の年金生活者支援給付金、支給額はいくら?6月支給分からの改定内容
年金生活者支援給付金とは、年金やその他の所得が一定の基準額を下回る方を経済的に支援するため、2019年に開始された制度です。
給付金は2カ月分がまとめて、公的年金に上乗せする形で支給されます。
この給付金は、受給している年金の種類によって、以下の3つに分類されます。
- 老齢年金生活者支援給付金
- 障害年金生活者支援給付金
- 遺族年金生活者支援給付金
2026年度における年金生活者支援給付金の額は、物価変動などを反映し、前年度と比較して3.2%の引き上げが決定されました。
- 老齢年金生活者支援給付基準額(月額):5620円
- 障害年金生活者支援給付金(月額):1級7025円・2級5620円
- 遺族年金生活者支援給付金(月額):5620円
老齢年金生活者支援給付金については、この基準額をベースとして、保険料を納めた期間などに応じて個々の支給額が算出されます。
ここに記載されている金額はすべて月額表示であり、実際の支給は2カ月分が一度に行われます。
もし基準額を満額で受け取る場合、1回の支給で約1万1000円、年間合計では約6万7000円が支給される計算です。
また、厚生労働省の「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、2025年3月時点での平均給付月額(※)は、老齢年金生活者支援給付金で4146円、障害年金生活者支援給付金で5727円、そして遺族年金生活者支援給付金で5228円という実績でした。
※2025年3月において認定されている平均給付金額です。
3. 改定後の給付金はいつから支給?知っておきたい反映のタイミング
年金生活者支援給付金の基準額は、公的年金額の改定と連動して見直されますが、新しい金額が実際に支給額へ反映されるのは、6月に支給される分からです。
この給付金も公的年金と同じく2カ月分をまとめて支給する仕組みであるため、4月に支給される分(2月・3月分)には、まだ改定前の基準額が適用されます。
ですから、「4月から増額」と案内されても、すぐに増額された金額が支給されるわけではない点に注意が必要です。
6月の支給(4月・5月分)で、初めて改定後の新しい金額が反映されることになります。
支給額を確認する際は、それがどの期間に対応する支給分なのかを一緒に把握しておくことが大切です。
ご自身が実際に受け取れる改定後の給付額については、毎年6月に日本年金機構から送られてくる「年金生活者支援給付金 振込通知書」で正確に確認できます。
この通知書には、6月から次の年の4月までの各支給タイミングでの金額が明記されているため、今後の家計を計画する上での参考資料としても役立ちます。

