5. 参考:厚生年金と国民年金の平均受給月額はいくら?

ここでは、現在のシニア世代が実際にどれくらいの年金を受け取っているのか、その実態についても確認してみましょう。

厚生労働省の「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」のデータを基に、60歳以上の受給権者全体における男女差や個人差に注目します。

5.1 厚生年金の平均月額

厚生年金の平均年金月額7/8

厚生年金の平均年金月額

出所:厚生労働省年金局「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」をもとにLIMO編集部作成

〈全体〉平均年金月額:15万289円

  • 〈男性〉平均年金月額:16万9967円
  • 〈女性〉平均年金月額:11万1413円

5.2 国民年金の平均月額

国民年金の平均年金月額8/8

国民年金の平均年金月額

出所:厚生労働省年金局「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」をもとにLIMO編集部作成

〈全体〉平均年金月額:5万9310円

  • 〈男性〉平均年金月額:6万1595円
  • 〈女性〉平均年金月額:5万7582円

厚生年金(国民年金部分を含む)の平均月額を比較すると、男性が16万9967円、女性が11万1413円となり、約6万円の差が見られます。

この差が生まれる背景には、厚生年金の制度設計が関係しています。

年金額は現役時代の給与水準や加入期間によって変動するため、平均勤続年数が長く、生涯賃金も高い傾向にある男性の方が、受給額が大きくなりやすいのです。

一方、国民年金の受給額は加入月数に基づいて決まるため、男女間で大きな差は生じにくいといえます。

また、厚生年金の受給額は月額2万円未満から30万円を超える方まで幅広く分布しており、働き方や加入期間の違いが年金額に大きく影響していることがわかります。