毎年6月ごろ、自治体から「住民税納税通知書」が届く時期になります。特に年金で生活するシニア世代にとって、住民税がいくらになるのかは家計に直結する重要な問題です。
この記事では、住民税の基本的な仕組みである「均等割」と「所得割」の違いから、年金収入で住民税が非課税になる条件、そして納税通知書で確認すべきポイントまで、公的なデータをもとにわかりやすく解説します。
1. 住民税の基本「均等割」と「所得割」とは?その仕組みと違いを解説
住民税は、住んでいる都道府県や市区町村に納める地方税を指します。この税金は自治体の貴重な財源として、地域の公共サービスやインフラ整備などに使われています。
1.1 「均等割」は定額、「所得割」は所得連動。住民税の2つの要素
個人の住民税は、主に「均等割」と「所得割」の2つの要素から成り立っています。
- 均等割:前年の所得額に関係なく、一律の金額が課される部分です。
- 所得割:前年の所得額に基づいて税額が計算される部分です。
1.2 年金受給者の住民税は「特別徴収」で天引きされる
住民税は、年に6回支給される公的年金から自動的に天引きされる「特別徴収」という方法で納めるのが基本です。詳しい納税額は、送付される納税通知書で確認できます。
納税通知書が送られてくる時期は自治体によって多少異なりますが、例年6月上旬から中旬ごろに届くのが一般的です。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)/CFP®/J-FLEC認定アドバイザー
FP資格「CFP®認定者」及び「1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)」を保有。
早稲田大学卒業後、日本生命保険相互会社に入社し、生命保険・損害保険の実務および社内教育部署にて教材制作・研修企画に長年従事。独立後はファイナンシャルプランナーとして公正中立な立場から家計相談・ライフプラン設計などの相談実績を持つ。また、マネースクール講師としてNISA、iDeCoを含む資産運用、社会保障など幅広い分野で「お金の先生」として活動。特に公的年金制度の仕組み、老齢年金、障害年金、遺族年金といった厚生労働省管轄の社会保障分野に深い知見を持つ。
現在、株式会社モニクルリサーチのLIMO編集部にて、厚生労働省、金融庁、総務省、デジタル庁、財務省(国税庁)といった官公庁の一次情報をもとに、信頼性の高い記事の企画・執筆・編集・監修を担当。J-FLEC(金融経済教育推進機構)認定アドバイザーとして、企業や学校への金融教育の普及にも尽力している。
大の犬好きで、現在も愛犬と暮らす。JADP認定の「動物介護士®」「動物介護ホーム施設責任者®」「ペットセラピスト®」の資格を取得。確かな金融知識を持ちながらも、生活者としてのリアルなライフスタイルやペットケアへの深い造詣を日々の活動の糧としている。
(2026年6月26日更新)