2. 資産形成の新しい選択肢「新NISA」の概要
NISA(少額投資非課税制度)は、投資によって得られた利益に税金がかからなくなる制度です。
通常、株式や投資信託などで得た運用益や配当には、原則として20.315%の税金が課されます。
しかし、NISA口座を利用した場合はこれらが非課税となり、税金の負担を軽減することが可能です。
例えば、毎月3万円を銀行預金として積み立てた場合、元本は720万円となり、年利0.3%で運用すると最終的な資産額は約742万円です。
この増加した利息分には約20%の税金がかかるため、実際に受け取れる金額はさらに少なくなってしまいます。
一方で、同じ条件で利益が得られたとしても、NISA口座を利用していれば非課税になるため、税金による資産の目減りを抑えることができます。
なお、この制度は以前から存在していましたが、2024年1月の見直しによって内容が拡充され、「新NISA」として新たにスタートしました。
2.1 2024年開始の新NISA、旧制度からの変更点
新NISAでは、従来の制度と比較して年間の投資上限額や非課税の仕組みが見直され、より使いやすい内容へと変更されています。
旧NISAでは、年間の非課税投資額はつみたて投資枠で最大40万円に制限されていました。
しかし、新NISAでは投資できる枠が大きく拡大し、より多くの資金を非課税で運用できるようになっています。
また、旧制度では非課税で保有できる期間に制限がありましたが、新NISAではこの期間が無期限となり、長期的な資産形成に一層取り組みやすくなりました。
では、この新NISAを活用して毎月3万円を積み立てた場合、20年後の資産にはどの程度の差が生まれるのでしょうか。

