2.2 ケース2:月3万円を40年間積み立て(年利3%と仮定)

シミュレーション4/4

シミュレーション

出所:金融庁「NISAの活用事例」

  • 資産額:約2778万円(元本1440万円)

このケースでも年利3%で運用できたと仮定すると、資産総額は約2778万円となります。

もちろん、運用成果は将来になってみないと確定しませんが、仮に年利3%で運用できれば、預貯金よりも効率的に資産を増やせる可能性が示唆されています。

投資にはリスクが伴いますが、制度をうまく活用することで、老後資金の準備に役立てることができるでしょう。

3. 投資を始める前に把握したい「リスク許容度」の考え方

積立投資をスタートする前に、ご自身がどの程度の価格下落や損失に耐えられるかを示す「リスク許容度」を把握しておくことが重要です。

リスク許容度とは、投資資産の価値が一時的に減少した際に、精神的・経済的にどの程度まで耐えられるかという度合いを指します。

例えば、同じ投資商品でも「10%の値下がりは許容範囲」と考える人もいれば、「5%の下落でも不安を感じる」という人もいるでしょう。

このような個人の感覚の違いが、どのような資産配分(ポートフォリオ)を組むかに大きく関わってきます。

リスク許容度は、以下のようなさまざまな要因によって個人差が生じます。

  • 年齢や運用期間:長期間の運用が可能であれば、一時的な価格変動があっても時間をかけて回復を待つ余裕が生まれます。
  • 収入や余裕資金の状況:日々の生活費や万が一のための予備資金が確保されていれば、より大きなリスクを受け入れやすくなります。
  • 投資経験や性格:価格下落に対する不安の感じ方は人それぞれです。ご自身の性格や価値観を理解することが大切です。

具体例として、「もし投資した金額が20%下落したら、自分の気持ちや生活にどのような影響があるか」を想像してみると、ご自身のリスク許容度を測る一つの目安になります。

また、金融機関などが提供しているリスク許容度診断ツール(ここでは一例として社団法人全国銀行協会のツールを紹介します)を活用するのも、客観的な判断材料を得るのに役立ちます。

事前にご自身のリスク許容度を理解しておくことで、「相場の下落時に慌てて売却してしまう」といった失敗や、「自分の許容範囲を超えた投資で資産を減らしてしまう」といった事態を避けやすくなります。

ご自身に最適な投資戦略を立てるための基礎となりますので、ぜひこの機会に考えてみてはいかがでしょうか。