2. データで見る現実:生活保護受給者の平均年金額は「月5万円台」
それでは、実際に生活保護を受けている高齢者は、どのくらいの年金を受け取っているのでしょうか。
厚生労働省の「年金制度基礎調査(老齢年金受給者実態調査)令和4年」のデータで確認してみましょう。
- 全体の年金平均額: 151万8000円(年額)
- 生活保護受給者の年金平均額: 65万7000円(年額)
生活保護受給者の平均年金額である65万7000円を月額に換算すると、約5万4000円となります。
この金額は、国民年金の満額にも届いていません。
このデータから、生活保護を受給している高齢者の多くが、低年金であることがわかります。
最後のセーフティネットである生活保護に頼らざるを得ない厳しい現実が、数字から浮かび上がってきます。
著者
マネー編集部社会保障班は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア ~LIMO(リーモ)~』において、厚生労働省や官公庁の公開情報等をもとに社会保障制度や社会福祉、公的扶助、保険医療などをテーマに関する記事を執筆・編集・公開している。
マネー編集部社会保障班は、地方自治体職員出身の太田彩子、日本生命保険相互会社出身の村岸理美、株式会社三菱UFJ銀行と三井住友信託銀行株式会社出身の和田直子など、豊富な経験と知識を有した編集者で構成されている。表彰歴多数の編集者も複数在籍。「国民健康保険」「後期高齢者医療制度」「福祉医療」等の業務や、国民健康保険料の賦課、保険料徴収、高額療養費制度などの給付、国民年金や国民健康保険への資格切り替え、補助金申請等の業務を担った実務経験者も在籍している。
CFP®、1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)などの資格保有者も多数在籍。(最新更新日:2025年8月26日)