2. 高収入だけではない?中間管理職が直面する現実的な課題
中間管理職は平均年収が高い水準にあるものの、その裏側で多くの困難に直面している人も少なくないようです。
「管理職は罰ゲーム」といわれる背景には、責任と業務量の増加、上司と部下の間で板挟みになる状況、人材育成の難しさ、ハラスメントのリスクなどが挙げられます。
企業によって状況は様々ですが、業務内容の見直しだけでなく、社内制度や研修体制の整備が求められるケースもあるでしょう。
もちろん、管理職という役割には向き不向きがあります。
目標達成意欲や課題解決能力、部下を育てる力、そしてストレスへの耐性を持ち、チームで成果を出すことにやりがいを感じられる人にとっては、適したポジションといえます。
その一方で、チームを管理するマネジメント業務よりも、特定の分野で専門性を高めるスペシャリストとしてのキャリアを望む人や、そちらに適性がある人もいます。
収入を増やすという目的だけで役職を目指すのではなく、自身の適性やキャリアビジョンに合った道を選択することが重要です。
3. キャリアプランを考える上で大切なこと
中間管理職は多様な役割を担うため、精神的な負担を感じやすい立場にあります。
心と体の健康を維持するためには、セルフケアやストレス管理が欠かせません。
定期的な運動、質の良い睡眠、栄養バランスの取れた食事、趣味に没頭する時間など、自分に合ったリフレッシュ方法を確立しておくことが大切です。
また、収入を向上させる手段は、管理職への昇進だけに限られるわけではありません。
現在の仕事でスキルを磨き昇給を目指すことに加え、会社の規則で認められていれば副業を始めることや、リスクを理解した上で資産運用に取り組むことも有効な選択肢となり得ます。
どの選択肢にも、それぞれ利点と欠点、そしてリスクが伴います。
そして、いずれの道を選ぶにしても、成功するためには「継続する力」が重要な鍵となるでしょう。
この機会に、ご自身の将来像に合ったキャリアプランや資産形成について、改めて考えてみてはいかがでしょうか。
※当記事は再編集記事です。
参考資料
マネー編集部貯蓄班
著者
マネー編集部貯蓄班は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア ~LIMO(リーモ)~』において、大手証券会社やメガバンク等の金融機関にて勤務経験のある編集者が中心となり、金融庁や総務省など官公庁の公開情報等をもとにお金の課題に寄り添う専門チームです。
主なメンバーは野村證券株式会社出身の宮野茉莉子、SMBC日興証券株式会社出身の安達さやか、地方自治体職員出身の太田彩子、株式会社三菱UFJ銀行と三井住友信託銀行株式会社出身の和田直子、株式会社三菱UFJ銀行出身の中本智恵、日本生命保険相互会社出身の村岸理美など。
編集者の多くは、金融機関にて個人リテール業務を経験。若年層からシニア層、富裕層に至るまで、幅広い顧客に対し、投資信託・保険を中心とした総合的なライフプランニングを実行してきた。なかには、リテール営業で社内トップの実績を持ち、行内で表彰された実力者も。人材育成や社内教育にも携わるなど、金融知識と実務経験の両面で信頼される編集者が在籍しています。
CFP®、1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)などの資格保有者も多数在籍。(最新更新日:2025年6月23日)
監修者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
LIMO編集部記者/一種外務員資格(証券外務員一種)/元証券会社社員
1985年生まれ。福岡県出身。筑紫女学園短期大学英文科(現・筑紫女学園大学)を卒業後、2005年に日興コーディアル証券株式会社(現・SMBC日興証券株式会社)に入社。一種外務員資格(証券外務員一種)保有。ファイナンシャルアドバイザーとして、主に富裕層の個人顧客や法人に向けて、株式や債券、投資信託、保険商品などライフプランに寄り添った資産運用を提案する業務に従事した。
現在は、株式会社モニクルリサーチのメディア編集本部・LIMO編集部に所属。「くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~」では、人事院、内閣府(金融庁、消費者庁、こども家庭庁)、デジタル庁、総務省、法務省、財務省(国税庁)、文部科学省、厚生労働省、農林水産省(林野庁)、経済産業省(中小企業庁)、国土交通省、環境省といった官公庁の公開情報など、信頼性の高い情報をもとに厚生労働省管轄の公的年金(厚生年金保険と国民年金)、年金制度の仕組み、社会保障、退職金、資産運用や貯蓄、NISA、iDeCoなどをテーマに企画・編集・執筆を行う。(2024年8月22日更新)