新緑が目に鮮やかな季節となり、心新たに仕事に取り組む良い機会かもしれません。

4月から始まった新しい環境にも少しずつ慣れ、自身のキャリアパスについてじっくり考える時間も生まれてくる頃でしょう。

キャリアアップの選択肢として管理職への昇進がありますが、役職に就くことで収入は具体的にどのくらい変化するのでしょうか。

この記事では、公的な統計データに基づき、部長や課長といった中間管理職の平均年収を明らかにします。

また、役職に伴う責任や課題についても触れていきますので、ご自身のキャリアプランを考える上での参考にしてみてください。

1. 中間管理職の平均年収はいくら?部長・課長・係長の給与データを最新統計から解説

厚生労働省が公表している「令和7年賃金構造基本統計調査 役職別」のデータを用いて、中間管理職にあたる「部長」「課長」「係長」の平均的な年収について確認していきます。

※本記事で用いる賃金とは、調査対象年の6月分における所定内給与額の平均を指します。これは、実際に支払われた現金給与から時間外手当などを除いた金額で、所得税などが差し引かれる前の額面給与です。

最初に、部長・課長・係長それぞれの役職における平均賃金と平均年齢をみてみましょう。

1.1 役職別・月収の平均は?中間管理職の平均賃金

  • 部長職
    • 男女計:平均賃金 63万5800円/平均年齢 53.1歳
    • 男性:平均賃金 64万2400円/平均年齢 53.1歳
    • 女性:平均賃金 57万8300円/平均年齢 53.0歳
  • 課長職
    • 男女計:平均賃金 52万9200円/平均年齢 49.5歳
    • 男性:平均賃金 54万1400円/平均年齢 49.5歳
    • 女性:平均賃金 47万300円/平均年齢 49.4歳
  • 係長職
    • 男女計:平均賃金 39万9200円/平均年齢 45.4歳
    • 男性:平均賃金 41万900円/平均年齢 45.3歳
    • 女性:平均賃金 36万5700円/平均年齢 45.7歳

この月額賃金を基に、男女計のデータから賞与を年間で4カ月分と仮定した場合の平均年収を試算すると、下記の結果となります。