10. まとめにかえて:老後家計をどう考えるか
本記事では、住民税が非課税となる収入水準について、給与収入や年金収入を中心に整理してきました。
住民税が非課税となる代表的な要件は、大きく次の3つです。
1つ目は生活保護を受給している場合、2つ目は障がい者・未成年者・寡婦(夫)・ひとり親で前年所得が135万円以下の場合、3つ目は前年所得が自治体ごとの基準を下回る場合です。
たとえば、病気やケガで退職し、治療のため働けなくなった人や、離職後に再就職ができず前年より所得が大きく減少した人は、住民税非課税世帯に該当する可能性があります。
そのため、自分が住む自治体の基準を事前に確認しておくことは、家計管理を行ううえでも重要です。
また、高齢期には現役時代より収入が減少しやすいため、住民税非課税世帯に該当するケースも珍しくありません。
住民税非課税世帯を対象とした支援制度は、本記事で紹介したもの以外にも複数存在しています。
利用できる支援策や負担軽減制度を把握しておくことは、家計負担を少しでも抑えるうえで大切な視点といえるでしょう。
気になる制度がある場合は、お住まいの自治体の公式サイトを確認したり、市区町村窓口へ相談したりしてみることをおすすめします。
参考資料
著者
二種外務員資格(証券外務員二種)記者/編集者/校閲者/
ニ種外務員資格(証券外務員二種)・相続診断士・認知症介助士・終活ガイド資格1級保有。早稲田大学第一文学部史学科卒。学参系編集プロダクションなどで校閲・編集・執筆を経験。人文・社会系一般書籍、中学・高校社会科教材、就職試験問題の制作関連業務で15年以上の経験を持つ。
現在は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~』において、金融系メディアの編集者兼執筆者として、コンテンツ制作や編集を担当。
総務省「家計調査」・厚生労働省「厚生年金保険・国民年金事業の概況」・J-FLEC(金融経済教育推進機構)「家計の金融行動に関する世論調査」などの一次資料に基づくデータ記事の執筆に強み。紙媒体での経験に加え、家族の介護を通じて得た知見を生かしながら、「お金とくらし」にまつわる情報を丁寧に発信している。(2026年2月12日更新)
監修者
マネー編集部社会保障班は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア ~LIMO(リーモ)~』において、厚生労働省や官公庁の公開情報等をもとに社会保障制度や社会福祉、公的扶助、保険医療などをテーマに関する記事を執筆・編集・公開している。
マネー編集部社会保障班は、地方自治体職員出身の太田彩子、日本生命保険相互会社出身の村岸理美、株式会社三菱UFJ銀行と三井住友信託銀行株式会社出身の和田直子など、豊富な経験と知識を有した編集者で構成されている。表彰歴多数の編集者も複数在籍。「国民健康保険」「後期高齢者医療制度」「福祉医療」等の業務や、国民健康保険料の賦課、保険料徴収、高額療養費制度などの給付、国民年金や国民健康保険への資格切り替え、補助金申請等の業務を担った実務経験者も在籍している。
CFP®、1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)などの資格保有者も多数在籍。(最新更新日:2025年8月26日)