3. 6月に届く「年金振込通知書」は要確認!2カ月で約47万5000円もらえる「標準的な夫婦」の年収モデル
では、1回の支給で約47万5000円を受け取る「標準的な夫婦」とは、具体的にどのような世帯を指すのでしょうか。
厚生労働省による年金額の定義を確認してみましょう。
男性の平均的な収入(平均標準報酬(賞与含む月額換算)45.5 万円)で 40 年間就業した場 合に受け取り始める年金(老齢厚生年金と2人分の老齢基礎年金(満額))の給付水準です。
引用:厚生労働省「令和8年度の年金額改定についてお知らせします ~年金額は前年度から国民年金(基礎年金)が 1.9%の引上げ 厚生年金(報酬比例部分)が 2.0%の引上げです~」
これは、夫が平均標準報酬(賞与を含む月額換算)45万5000円(年収換算で546万円)の会社員として40年間勤務したケースを想定しています。そして、妻は専業主婦や扶養内パートなどで厚生年金への加入歴がなく、国民年金のみを受け取るというモデルです。
このような夫婦の年金合計額が月額23万7279円となり、2カ月分がまとめて支給されるわけです。ただし、多くの場合、支給される老齢年金からは住民税や介護保険料などの税金や社会保険料が天引き(特別徴収)されます。
天引きされる具体的な内容や、実際に口座に支給される金額については、6月に送付される「年金振込通知書」で確認することが大切です。1回の支給額が約47万5000円と聞くと大きな金額に感じるかもしれませんが、これを1カ月あたり、さらに1人あたりに換算すると、必ずしも生活に余裕が生まれる水準とはいえないかもしれません。
現役時代の給与のように毎月収入があるわけではなく、「2カ月に一度」というサイクルに変わるため、家計管理の方法を見直す必要も出てくるでしょう。
著者
京都府宇治市出身。大学卒業後、ブライダル業界へ。
その後、オリックス生命保険株式会社、大手総合保険代理店にてFPとして個人向けのコンサルティング業務に従事。特に働き世代の資産形成や老後資金準備のサポートを得意とする。「シンプルで分かりやすい」をモットーに専門用語を使わない丁寧なアドバイスが強み。
現在はIFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)として、資産運用・保険の見直しなど幅広くサポートを行う。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員(証券外務員一種)、TLC(生保協会認定FP)
監修者
マネー編集部年金班は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア ~LIMO(リーモ)~』において、地方自治体の公務員や生命保険会社等の金融機関にて勤務経験が豊富な編集者が中心となり、厚生労働省や官公庁の公開情報等をもとに公的年金(厚生年金保険と国民年金)、年金制度の仕組み、社会保障制度などをテーマに、丁寧で読者にとってわかりやすい記事の情報発信を行っています。
マネー編集部年金班に所属する編集者は日本生命保険相互会社出身の村岸理美、地方自治体職員出身の太田彩子、株式会社三菱UFJ銀行と三井住友信託銀行株式会社出身の和田直子、株式会社三菱UFJ銀行出身の中本智恵、野村證券株式会社出身の宮野茉莉子、SMBC日興証券株式会社出身の安達さやか等のファイナンシャルアドバイザー経験者等で構成されており、表彰歴多数の編集者も複数在籍しており、豊富な金融知識をもとにした記事に定評があります。
CFP®、1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)などの資格保有者も多数在籍。生保関連業務経験者は過去に保険募集人資格を保有。(最新更新日:2025年6月8日)