3. 「貯金が止まる」前に。固定金利への借り換えを検討すべき損益分岐点

シミュレーション結果が示す通り、金利が2%上昇すれば返済期間が30年の場合、月3.3万円の負担増となります。

この金額を捻出するために「貯金を切り崩す」状態に陥るなら危険です。

固定金利への切り替えは「保険」と同じです。安心を買うための「保険料」として多少の金利差を受け入れるべきか、今のうちに判断基準を持っておく必要があります。

3.1 借り換えを検討すべき人

  1. 返済期間が20年以上残っている: 金利上昇による総返済額へのインパクトが大きく、固定金利でリスクをロックするメリットが大きいため。
  2. 世帯年収に対する返済比率が25%を超えている: 金利上昇による数万円の増加が、即座に生活必需品の購入や貯蓄に影響を及ぼす限界線にあるため。
  3. 「金利が上がったらどうしよう」という不安がストレスになっている: 毎月の安心感はプライスレスです。固定にすることで家計管理の不確実性を排除できます。

4. まとめ

住宅ローンは「借りて終わり」ではありません。

そこからが本当のスタートといえます。

金利が動こうとしている今こそ、家計をより良く整えるための「アップデート」の絶好のチャンスかもしれません。

金利の上昇と向き合うことは、家計のちょっとしたムダを見つけたり、大切なお金を守る工夫を身につけたりするきっかけにもなります。

まずは、「もし金利が1%上がったら、わが家の場合はどうなるかな?」と、具体的にイメージしてみることが大切です。

参考資料