以前、老後の生活費は2000万円が不足するという試算が話題になりましたが、現在のシニア世代のうち2000万円以上の貯蓄があるのはどのくらいなのか、気になる方もいるでしょう。
また、ほかの世帯と比べて、自身の世帯は平均よりも多いのか少ないのか知りたい方もいるのではないでしょうか。
本記事では、60歳代・70歳代二人以上世帯の貯蓄状況について、2000万円以上の貯蓄がある世帯の割合や、貯蓄額の平均値・中央値を解説していきます。
1. 【60歳代二人以上世帯】貯蓄2000万円以上はどのくらい?平均・中央値もチェック
60歳代二人以上世帯の貯蓄状況について、J-FLEC(金融経済教育推進機構)が公表した「家計の金融行動に関する世論調査 2025年」をもとに見ていきましょう。
※金融資産保有額には、預貯金以外に株式や投資信託、生命保険なども含まれます。また、日常的な出し入れ・引落しに備えている普通預金残高は含まれません。
1.1 平均値は2683万円、中央値は1400万円
60歳代二人以上世帯の貯蓄額の平均値は2683万円、中央値は1400万円です。
平均値が2600万円強となっていることから、現在の60歳代二人以上世帯は十分な貯蓄額があるというイメージを持つかもしれません。
しかし、実際の感覚に近いとされる中央値が1400万円と、平均値よりも1200万円以上少なくなっていることに注意が必要です。
これほどの差が生じているのは、一部の高額な貯蓄を有する世帯が全体の平均を押し上げているためであり、実際の平均はもう少し少ない金額になると考えられます。