2026年も4分の1が過ぎ、すっかり春らしい温かい季節となりました。

4月が年金受給月でもありますが、2026年4月より、働くシニア世代にとって長年の課題だった、「年金支給停止基準額」のルールが大きく変わります。

これまでは「働きすぎると年金が減る」ことを理由に就業調整をしていた方も多くいらっしゃると思いますが、今回の在職老齢年金制度の緩和は、働く意欲のあるシニアにとって強力な追い風となります。

自身の年金を守りながら賢く働くために、最新の改正ポイントを整理しましょう。

1. 【在職老齢年金とは?】年金が「減額」される仕組みを理解

在職老齢年金は、厚生年金に加入したまま就労しているシニア層を対象とした制度で「老齢厚生年金」と「給与(毎月の収入+賞与の1/12)」の合計が一定の基準を上回る場合、年金の一部または全額が支給停止となる仕組みです。

なお、減額の対象となるのはあくまで「老齢厚生年金」であり、1階部分にあたる「老齢基礎年金」については、収入額にかかわらず満額で支給されます。