桜のつぼみもほころび、新年度の足音が聞こえる季節になりました。生活の支えとなる「障害年金」も、2026年4月分(6月15日支給)から新しい支給額が適用されます。

近年、ニュースなどで審査の動向が報じられることもありますが、これは国がより公平で適切な支給を目指して点検を行っている証でもあります。特に判定が難しいとされる精神疾患などの分野では、どのような点に注目すべきなのでしょうか。今回は、最新の支給額とともに、安心して制度を利用するために知っておきたい「更新」の仕組みについて詳しく紐解いていきます。

1. 【障害年金】認定状況はどう変わった?「精神障害」における審査の現状

障害年金の不支給等事案にかかる点検作業の進捗状況について、日本年金機構より最新の速報値が更新されました。点検済件数は1万4841件、うち支給となった件数は444件(約3.0%)と公表されています。

こうした点検が行われている背景には、より適切な認定を目指す国の姿勢があります。特に精神障害の分野では、数値化しにくい「日常生活の困難さ」をどう客観的に評価するかが課題となっており、審査の目安と実際の判定の整合性を高める取り組みが続いています。

直近の調査では、精神障害の不支給割合が一時的に上昇する傾向も見られましたが、これは制度の公平性を保つための精査が進んでいる側面もあります。申請を検討する際は、最新の認定傾向を正しく把握しておくことが大切です。