日本の公的年金は、「国民年金」と「厚生年金」から成る2階建ての仕組みです。特に上乗せとなる厚生年金の受給額は、老後の暮らしに大きく影響します。
2026年度の年金額は、物価や賃金の変動を反映して4年続けて増額されることが決まりました。
とはいえ、年金が増えても老後の生活に対する心配がなくなるわけではありません。
J-FLEC(金融経済教育推進機構)が公表した「家計の金融行動に関する世論調査 2025年」によれば、「年金だけではゆとりがない」と感じる世帯の過半数が「物価上昇による支出増」を心配しています。加えて、医療費の負担増や将来の年金減額に対する不安も依然として大きいのが現状です。
このような物価高や将来への不安を乗り越えるための一つの指標として「月額15万円」という金額がしばしば話題にのぼります。では、実際にこの金額以上の厚生年金を受け取っている人は、全体のどのくらいいるのでしょうか。
また、将来の備えを考えるうえで、2025年に成立した改正年金法も見過ごせません。遺族年金の男女差是正や在職老齢年金の改定など、私たちのライフプランに直結する重要な変更が行われています。この記事では、2026年度の最新の年金額を紹介するとともに、厚生年金の受給額分布や制度改正の概要を詳しく見ていきます。
