3.2 ケース2:これから老齢年金を受け取り始める方の手続き
- 65歳になる3カ月前に、年金の受け取りに必要な「年金請求書(事前送付用)」が届きます。その中に「年金生活者支援給付金請求書」が同封されています。
- 必要事項を記入したら、受給開始年齢の誕生日の前日以降に、年金請求書とあわせて年金事務所に提出します。
3.3 2年目以降の手続きは原則として不要です
一度請求書を提出して受給が決定すれば、支給要件を満たしている限り、翌年以降は手続きをしなくても継続して受け取ることができます(※)。
※:年金生活者支援給付金は、毎年、前年の所得情報などに基づいて継続して支給できるかの判定が行われます。その結果は、毎年10月分(12月支給)から1年間反映されます。
4. 参考:年金の受給額は平均でいくら?国民年金・厚生年金の実態
ここで、厚生労働省の「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」を基に、国民年金と厚生年金の平均的な受給月額を男女別に見てみましょう。
4.1 厚生年金の平均受給月額
〈全体〉平均年金月額:15万289円
- 〈男性〉平均年金月額:16万9967円
- 〈女性〉平均年金月額:11万1413円
4.2 国民年金の平均受給月額
〈全体〉平均年金月額:5万9310円
- 〈男性〉平均年金月額:6万1595円
- 〈女性〉平均年金月額:5万7582円
会社員や公務員だった方が受け取る厚生年金(国民年金部分を含む)は、現役時代の働き方や加入期間、その間の収入によって受給額に大きな差が生まれます。
そのため、平均受給月額が2万円未満の方から25万円を超える方まで、受給額には幅広い分布が見られます。
一方で、自営業などで国民年金のみを受給する方は、男女ともに平均月額が5万円台です。満額を受け取れたとしても、月額は7万608円(2026年度)となります。
国民年金のみを受給する場合は、厚生年金ほどの個人差はありませんが、より手厚い老後資金の準備が必要といえるでしょう。

