2. 役職がない場合の平均年収は?中間管理職との収入差を比較

次に、役職に就いていない非役職者の収入についても見ていきましょう。

2.1 非役職者の平均的な月給と年収

  • 平均月給:30万2800円
  • 推定年収:約484万円

非役職者の平均月給は、係長職と比較すると約8万円低く、年収に換算すると約484万円という結果でした。

なお、厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査 役職別」では男女別のデータも示されており、中間管理職・非役職者のいずれにおいても、男性の賃金が女性を約4万円から10万円上回っています。

管理職は、会社の目標達成に向けた業務管理、戦略の立案、部下の指導・育成といった重責を担います。

こうした業務内容や責任の大きさが、一般社員との収入差に反映されていると考えられます。

3. マネジメントかスペシャリストか、キャリア選択で重要な「適性」

キャリアプランを立てる際、マネジメントとスペシャリストのどちらの道を選ぶか迷う方は少なくありませんが、その判断において「適性」は非常に重要な要素です。

どちらの道に進むにしても、仕事は日々の積み重ねです。特に管理職には、リーダーシップや意思決定力、高いコミュニケーション能力が求められます。

もし適性がなければ、成果を出しにくく、精神的に辛い状況に陥る可能性もあります。

近年「管理職は罰ゲーム」と揶揄されることがあるように、責任の重さからくるストレス、経営層と現場の板挟み、膨大な業務量といった課題を抱えやすい側面も指摘されています。

マネジメント職かスペシャリスト職かを選ぶ際には、ご自身の適性や価値観、将来の希望を考慮することが大切です。

まずは、自分がどのようなキャリアを歩みたいのか、時間をかけて考えてみてはいかがでしょうか。

また、収入を向上させる方法は、昇進して役職を得ることだけに限られません。

現在の仕事でスキルを磨くことはもちろん、会社が許可していれば副業に取り組んだり、リスクを理解した上で資産運用を始めたりすることも、収入を増やすための選択肢となり得ます。

どの選択肢にもメリットとデメリット、そしてリスクが伴います。

そして、いずれの方法においても成功の鍵を握るのは「継続する力」です。

この機会に、ご自身に最適なキャリアプランやマネープランについて、改めてじっくりと検討してみるのも良いでしょう。

※当記事は再編集記事です。

参考資料

マネー編集部年収班