2. 年金生活者支援給付金の支給額、2026年度(6月15日支給分~)は+3.2%の引き上げ
年金生活者支援給付金は、年金収入やその他の所得が一定の水準に満たない方を支援する目的で、2019年から始まった制度です。
給付金は2カ月分がまとめて、公的年金に上乗せされる形で支給されます。
給付金は、受給している年金の種類によって、以下の3つに分類されます。
- 老齢年金生活者支援給付金
- 障害年金生活者支援給付金
- 遺族年金生活者支援給付金
2026年度における年金生活者支援給付金の額は、物価の変動などを反映し、前年度から3.2%の引き上げとなっています。
- 老齢年金生活者支援給付基準額(月額):5620円
- 障害年金生活者支援給付金(月額):1級7025円・2級5620円
- 遺族年金生活者支援給付金(月額):5620円
老齢年金生活者支援給付金については、この基準額を基に、保険料の納付済み期間などに応じて実際の支給額が計算されます。
ここに記載されている金額はすべて月額であり、実際の支給の際には2カ月分がまとめて支払われることになります。
基準額どおりに受け取る場合、1回あたり約1万1000円、年間では約6万7000円が支給される計算です。
また、厚生労働省の「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、2025年3月時点での平均給付月額(※)は、老齢年金生活者支援給付金が4146円、障害年金生活者支援給付金が5727円、遺族年金生活者支援給付金は5228円でした。
※2025年3月において認定されている平均給付金額です。
3. 改定後の金額はいつから?年金生活者支援給付金の支給タイミングを解説
年金生活者支援給付金は、年金額の見直しと連動して給付基準額も改定されますが、新しい金額が実際に反映されるのは6月に支給される分からです。
公的年金と同じく、給付金も2カ月分をまとめて支払う仕組みであるため、4月の支給タイミングでは改定前の基準額が適用されるのです。
したがって、「4月から増額」と案内されても、すぐに増額された金額が支給されるわけではないという点を理解しておく必要があります。
6月の支給で4月・5月分がまとめて支払われ、このタイミングで初めて改定後の金額が反映されることになります。
支給額を確認する際は、それがどの期間の分なのかをあわせて把握しておくことが大切です。
ご自身が実際に受け取る改定後の給付額については、毎年6月に日本年金機構から送られてくる「年金生活者支援給付金 振込通知書」で確認ができます。
この通知書には、6月から翌年4月までの各支給回の金額が明記されており、今後の家計管理の目安としても役立つため、覚えておくとよいでしょう。

