2026年6月15日の年金振込日には、対象者に「年金生活者支援給付金」が支給されます。

物価変動などに伴い、昨年度より3.2%の増額改定されました。

では、年金生活者支援給付金が支給されるのはどのような要件を満たした方なのでしょうか。

また、自動的に振り込まれるものなのでしょうか。

本記事では、年金生活者支援給付金の支給要件や具体的な金額、申請方法などを解説していきます。

1. 2026年度の給付基準額は3.2%引き上げに

2026年1月23日に厚生労働省が発表したところによると、年金生活者支援給付金の支給額は2025年度よりも3.2%引き上げられます。

年金生活者支援給付金は、受給する基礎年金の種類によって、以下の3種類に分かれます。

  • 老齢基礎年金受給者:老齢年金生活者支援給付金(または補足的老齢年金生活者支援給付金)
  • 障害基礎年金受給者:障害年金生活者支援給付金
  • 遺族基礎年金受給者:遺族年金生活者支援給付金

2026年度のそれぞれの支給額は以下の通りです。

令和8年度の「年金生活者支援給付金」改定1/4

令和8年度の「年金生活者支援給付金」改定

出所:厚生労働省「令和8年度の年金額改定についてお知らせします」 をもとにLIMO編集部作成

  • 老齢年金生活者支援給付金:5620円(+170円)
  • 障害年金生活者支援給付金(1級):7025円(+212円)
  • 障害年金生活者支援給付金(2級):5620円(+170円)
  • 遺族年金生活者支援給付金:5620円(+170円)
    ※いずれも月額。()内は前年度比。

老齢年金生活者支援給付金と遺族年金生活者支援給付金は月額5620円で、昨年度より170円の増額です。

障害年金生活者支援給付金は1級の場合が7025円、2級の場合が5620円で、それぞれ212円、170円引き上げられています。

なお、上記支給額はあくまでも基準額であり、実際には保険料納付済期間に応じて調整されます。

1.1 年金には約1万1000円が上乗せされる

年金は年に6回、偶数月に前月と前々月の2ヵ月分がまとめて支給されます。例えば、6月支給分は4月分と5月分の合計ということです。

老齢年金生活者支援給付金の支給額は月額5620円なので、仮に給付基準額と同等の給付金を受給できる場合、2ヵ月分をまとめると1万1240円となり、約1万1000円が年金に上乗せ支給されるケースもあるでしょう。

では、それぞれの年金生活者支援給付金の支給要件を、次章で確認していきましょう。