日々の食卓に欠かせない調味料、マヨネーズ。

サラダにかけるのはもちろん、炒め物や隠し味など、その用途は多岐にわたります。

特に野菜が美味しくなるこれからの季節、冷蔵庫に常備しているご家庭も多いのではないでしょうか。

そんな身近なマヨネーズですが、実は地域によって消費額に大きな差があることをご存じですか?

今回は、総務省の最新の家計調査データをもとに、日本で最も「マヨネーズ」にお金を使っている街をランキング形式でご紹介します。

上位にランクインした都市の意外な共通点や、地域に根ざした食習慣を探ってみましょう。

1. 日本一「マヨネーズ・マヨネーズ風調味料」にお金を使っているのはどこ? 家計調査ランキングTOP3

「マヨネーズ・マヨネーズ風調味料」の年間支出額ランキングトップ101/3

「マヨネーズ・マヨネーズ風調味料」の年間支出額ランキングトップ10

総務省「家計調査(二人以上の世帯) 品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市(※)ランキング 」を元にLIMO編集部が作成

私たちの生活にすっかり溶け込んでいるマヨネーズですが、日本全国を見渡すと、特定の地域で際立って購入されていることが分かります。

今回ご紹介するデータは、総務省が実施している「家計調査(二人以上の世帯)」に基づいた、1世帯あたりの「年間支出額」です。

それではさっそく、マヨネーズ・マヨネーズ風調味料の支出額が多い上位3都市を見ていきましょう。

  • 1位:鳥取市(1971円)
  • 2位:福島市(1930円)
  • 3位:新潟市(1920円)

見事1位に輝いたのは、鳥取県鳥取市でした。

年間支出額は1971円となっています。これを1ヶ月あたりに換算すると約164円となります。

一般的なマヨネーズ1本(約400g〜500g)が300円から400円程度だと考えると、どの世帯も2ヶ月に1本以上のペースでコンスタントに消費している計算になります。

ご自身の家計と比べてみて、いかがでしょうか?

2. なぜ上位に?「マヨネーズ・マヨネーズ風調味料」の消費を押し上げる意外な地域性

1位の鳥取県は漁業が盛ん カニもよく獲れる2/3

1位の鳥取県は漁業が盛ん カニもよく獲れる

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なぜ、鳥取市や福島市、新潟市といった都市が上位を占めているのでしょうか。

一見すると共通点がなさそうなこれらの街ですが、実は「食材の宝庫」という大きな特徴を持っています。

上位3都市に共通しているのは、いずれも農業や漁業が非常に盛んな地域であるという点です。

これらの都市では、地域の直売所などを通じて、新鮮で美味しい野菜が日常的に安価で手に入りやすい環境が整っています。

そのため、食卓にサラダや生野菜が並ぶ機会が他地域よりも多く、それがマヨネーズの消費額を大きく押し上げている最大の要因と考えられます。

さらに、それぞれの地域固有の食習慣も影響していると推測されます。

例えば1位の鳥取市では、カニや新鮮な魚介類のフライといった豊富な海産物とマヨネーズとの相性の良さが挙げられます。

また、福島市や新潟市のような日本有数の米どころ・農業地帯では、採れたての瑞々しい野菜にそのままマヨネーズをつけて食べるという、シンプルかつ素材の良さを最大限に活かした食習慣が地域に深く根付いているようです。

贅沢に素材を味わう文化こそが、マヨネーズ消費の背景にあるのです。

2.1 著者からの一言コメント

鳥取県出身の筆者の友人は、魚介が大好き。いっしょにごはんを食べに行くと、必ず海鮮料理をオーダーします。

マヨネーズもお好きなようで、サラダはもちろん、フライ料理にはマヨネーズをかけて食べているなぁ…と、この記事を執筆しながら思い出しました。(ライター 小野温子)

3. マヨネーズ・マヨネーズ風調味料消費トップの鳥取県、気になる「観光消費額」の実態は

鳥取県の2023年度の観光消費額について紹介3/3

鳥取県の2023年度の観光消費額について紹介

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マヨネーズ・マヨネーズ風調味料]の消費が盛んなこの地域は、観光業においてどれほどの規模をもっているのでしょうか。

ここからは記事の話題にちなんで鳥取県の観光消費額についてご紹介します。

観光消費額とは、旅行者が旅行先で使うお金の合計のことです。宿泊費、飲食費、交通費、お土産代、娯楽費などが含まれ、その地域の経済効果を示す重要な指標となります。

鳥取県の公式サイトに掲載されている「令和5年観光客入込動態調査結果」によると、鳥取県の観光消費額単価(県外客・宿泊の場合)は、宿泊費が1万6793円、 交通費が1959円、飲食代が5147円、土産代が8749円という結果になりました。

住民によるマヨネーズ・マヨネーズ風調味料への旺盛な消費と、多額の観光消費額。

この2つのデータからは、鳥取県が持つ「人を惹きつけ、消費を生み出す力」の強さが伺えます。

身近な家計のデータから地域のポテンシャルを読み解いてみると、普段のニュースとはまた違った日本経済の面白さが見えてきます。

物価高など家計を取り巻く環境は厳しいですが、各地域の魅力的な消費文化はこれからも活気をもたらしてくれそうです。

参考資料

小野 温子