3. 70歳代夫婦のリアルな家計簿。毎月の生活費はいくら必要か

それでは、70歳代の夫婦は毎月どのくらいの費用で生活しているのでしょうか。

2026年3月10日に公表された総務省統計局「家計調査報告家計収支編 2025年(令和7年)平均結果の概要」をもとに、70歳代の平均的な生活費を見ていきます。

二人以上の世帯のうち65歳以上の無職世帯の家計収支 -2025年-3/4

二人以上の世帯のうち65歳以上の無職世帯の家計収支 -2025年-

出所:総務省統計局「家計調査報告家計収支編 2025年(令和7年)平均結果の概要」

3.1 70歳代の平均支出額

  • 70〜74歳:消費支出28万5844円・非消費支出3万9127円
  • 75歳以上:消費支出24万8460円・非消費支出3万1563円

消費支出だけでも、厚生年金のモデル夫婦の受給額である月23万円台を超えています。

老後の生活設計においては、税金や社会保険料といった非消費支出についてもあらかじめ考慮しておくことが大切です。

3.2 70歳代の平均実収入

  • 70〜74歳:28万7725円
  • 75歳以上:25万2798円

3.3 70歳代の家計収支の実態

  • 70〜74歳:▲3万7245円
  • 75歳以上:▲2万7225円

家計収支を見ると、70歳代前半で毎月4万円近く、75歳以上でも3万円近くの赤字となっています。

この不足分を何で補填するかが、老後生活の重要な課題といえるでしょう。

ちなみに、65~69歳の世帯では月の赤字額は5万1287円と、5万円を超えています。

65歳以降は毎月赤字が生じるのが平均的な姿であるため、早い段階から老後への備えを始める必要があります。