5. まとめにかえて

今回は、公的年金の基本と厚生年金の受給実態、そしてシニア世代が抱える老後不安のリアルについて整理してきました。

データが示す通り、厚生年金で「月額15万円以上」を受け取れる人は半数以下であり、現役時代の働き方によって受給額には大きな個人差が生じます。さらに、止まらない物価高や将来の医療費・介護費への懸念から、公的年金だけでゆとりある生活を送ることに不安を感じる世帯が多いのも実情です。

年金という生活のベースとなる収入はありつつも、インフレや長生きのリスクに対応するためには、元気なうちは長く働いて収入を補うことや、早いうちからの計画的な資産形成による自衛が、これからの老後対策として重要になってきます。

初夏を迎え、いよいよ6月15日には偶数月の年金支給日がやってきます。まずは「ねんきん定期便」や「ねんきんネット」でご自身の年金見込み額や実際の受給額を正確に把握し、物価上昇にも負けない「自分らしい仕事と年金、そして資産形成のバランス」について、この機会にじっくりと検討してみてはいかがでしょうか。

参考資料

マネー編集部年金班