2. なぜ「10円」が実現?物価高騰対策の交付金を活用した三重県菰野町のスマートな経済支援

この思い切った値下げを可能にしたのは、「物価高騰対策重点支援地方創生臨時交付金事業」の活用です。

国からの交付金の使い道として、商品券の配布や給付金を選択する自治体も多くあります。しかし、菰野町は「行政手数料の軽減」という形で住民に還元する道を選びました。

各種証明書は多くの住民がライフイベント等で等しく必要とするものであり、広く公平な支援となります。

また、手軽なコンビニ交付を「価格」という強力なインセンティブで後押しすることで、役場窓口の混雑緩和や行政のDX推進も同時に図れるのではないでしょうか。

住民の手間とコストを省きつつ、行政側の業務効率化も進む「Win-Win」の構造になっていると考えられます。

3. 「いつでも、どこでも、簡単に」コンビニ交付の圧倒的メリット

菰野町の住民にとってのメリットは、実は手数料の安さだけではありません。

タイムパフォーマンス(タイパ)の向上こそ、最大の恩恵だといえるのではないでしょうか。

コンビニ交付であれば、役場の開庁時間を気にすることなく取得可能となります。ちなみに、朝6時30分から夜23時までが利用可能時間となっており、土日祝も対象です。

これであれば、わざわざ時間給や半休などを取得することなく、仕事や学校の前に立ち寄ることもできます(※年末年始の12月29日~1月3日およびシステムメンテナンス時を除く)。

さらに菰野町内に限らず、セブン‐イレブン、ローソン、ファミリーマート、ミニストップ、イオンなど、マルチコピー機(キオスク端末)が設置されている全国の店舗で利用できます。出張先や単身赴任先でも取得可能です。

役場で申請する場合は、申請書等に記入する必要もあるため、地味に時間が取られる要因になることも。コンビニ交付であれば、マルチコピー機のタッチパネルを案内に従って操作するだけで、その場で発行されます。

利用に必要なのは「マイナンバーカード」のみです。