6.3 【シミュレーション】40年間、付加保険料を納めた場合の効果

仮に、20歳から60歳までの40年間(480カ月)、付加保険料を納め続けた場合をシミュレーションしてみましょう。

65歳から受け取れる年間の付加年金額は、「200円 × 付加保険料を納付した月数」で計算できます。

  • 納付する付加保険料の総額(40年間):19万2000円(計算式:400円 × 480カ月)
  • 65歳以降に上乗せされる年金額(年額):9万6000円(計算式:200円 × 480カ月)

40年間で納付した保険料の総額は19万2000円ですが、毎年9万6000円が年金に上乗せされるため、年金の受給を開始してからわずか2年で元が取れる計算になります。

7. 年金生活の現実に備えるために

この記事では、公的年金の基本的な仕組みから平均的な受給額、そして年金で暮らす世帯の家計の実態まで、具体的なデータをもとに解説しました。

紹介した各種データからは、多くの場合、公的年金からの収入だけでは毎月の生活費をすべて賄うことが難しいという現実が見えてきます。

特に女性の場合、キャリアの中断などのライフイベントが影響し、年金額が比較的少なくなる傾向があるため、より早い段階から老後資金の準備を意識することが重要です。

国民年金の受給額を増やせる付加年金制度や、iDeCo(個人型確定拠出年金)といった私的年金の活用を検討してみるのも良いでしょう。

まずは第一歩として、「ねんきん定期便」や日本年金機構の「ねんきんネット」を利用して、ご自身が将来受け取れる年金額の見込みを確認することから始めてみてはいかがでしょうか。

※当記事は再編集記事です。

参考資料

マネー編集部年金班