4. 高齢期に向けた資産運用のポイント

3/4

資産運用、複利のイメージ

TA design/shutterstock.com

75歳以上のリアルなお金事情を見て、現役世代のうちから資産運用を始めようと考えている方も多いのではないでしょうか。

ここでは、高齢期に向けた資産運用のポイントをご紹介します。

4.1 複利効果を活かす

複利効果とは、投資で得られる利益を元本に組み入れて再投資することで、利益が新たな利益を生み出す効果のことを指します。

元本が少しずつ大きくなり、生み出される利益も雪だるま式に増えていく仕組みです。

例えば年間3%の利回りで100万円を運用する場合、1年目は「100万円×3%=3万円」の利益が得られます。

この3万円を元本に組み入れて再投資すると、2年目の利益は「103万円×3%=3万900円」です。

長期間にわたって運用を続けていけば、利益は年々増えていくことになります。

金融商品を短期的に売買して利益を狙おうとするのではなく、長期にわたって複利効果を活かしながらじっくり資産を増やしていくと良いでしょう。

※投資には元本割れなどのリスクがあります。毎年必ず一定の利益が出るとは限りませんが、長期間運用を続けることで複利効果の恩恵を受けやすくなります。

4.2 NISA・iDeCoを活用する

NISAやiDeCoなど、税制面での優遇措置が設けられた制度を活用して資産を運用することもポイントのひとつです。

税金の負担を軽減できる分、効率良く資産運用を行えます。

NISAは年間一定額までの投資枠が与えられ、その枠内で購入した株式や投資信託の利益が非課税となる制度です。

非課税期間は無期限となっており、老後まで資産運用を続けても税金の負担をかけることがありません。

iDeCoは自分で掛金の拠出・運用を行い、老後に年金を受け取る「私的年金」です。

「拠出する掛金が全額所得控除になる」「運用益が非課税で再投資される」「受取時にも控除が適用される」といった税制メリットがあり、老後の資金準備を効率良く行える制度です。

NISAやiDeCoといった税制優遇制度を活用し、税負担を軽減しながら資産を運用していきましょう。