2. 受給開始年齢で年金額にどれくらいの差が出る?
「60歳受給」と「65歳受給」で、年金額にはどれくらいの差があるのでしょうか。受給額が年金の平均受給月額である「15万289円」のケースを例に、月額での差と年間での差を計算してみましょう。
2.1 月あたりの受給額の差
60歳で老齢年金を受給した場合、24%の年金が減額されます。よって、月あたりの受給額は、以下のとおりです。
- 15万289円×76%=11万4220円
月あたりの年金額は、11万4220円になります。65歳から受け取れる金額は15万289円ですから、受給額には月額3万6069円の差が生まれます。
2.2 年間の受給額の差
年間受給額も比較してみましょう。60歳受給と65歳受給の年金受給月額を、年換算すると以下のとおりです。
- 11万4220円×12=137万640円
- 15万289円×12=180万3468円
- 差額=43万2828円
年間での受給額の差は43万2828円です。年金を繰上げ受給した際は、生涯にわたって減額が続くため、単年での差額は約40万円でも、年を経るごとにその差は大きくなっていきます。5年早く受け取った場合の差額をどう感じるかによって、老後の年金の受け取り方も変わってくるでしょう。
次章では、受給額が逆転する損益分岐点について解説します。