ココがポイント
  • ヤマハ発動機の本日の終値は?
  • ヤマハ発動機の1年間の株価推移は?
  • ヤマハ発動機の株主優待、どう変わる?

2日の東京株式市場で、日経平均株価は5営業日ぶりに反落し、前週末比793円03銭(1.35%)安の5万8057円24銭で取引を終えました。中東地域における緊張の高まりを受け、原油価格の上昇が世界景気に与える影響への懸念から、朝方は投資家のリスク回避姿勢が強まり、下げ幅が一時1500円を超える場面もありました。

一方で、政策面への根強い期待感や、情勢の早期収束を願う買い戻しの動きも見られ、大引けにかけては下げ渋る展開となりました。依然として地政学リスクへの警戒が続く不透明な相場環境ですが、こうした状況下で、先日決算を発表したヤマハ発動機(7272)の動向について解説します。

※記事中で記載の株価は全て終値となっています。
※株式分割の影響は全て遡及修正して株価を調整しています。

1. 【ヤマハ発動機(7272)】2026年3月2日の終値は「1202円」で前日比マイナス

ヤマハ発動機は、二輪車やマリン製品をはじめとする輸送用機器を主力とし、グローバルに事業を展開するメーカーです。

2026年3月2日(月)のヤマハ発動機の株価の終値は1233円でした。配当利回りなども確認しましょう。

  • 株価の終値:1202円
    • 前日比:▲41円
  • PER(会社予想):11.66倍
  • PBR(実績ベース):1.03倍
  • 配当利回り(会社予想):4.16%

なお、ヤマハ発動機の株価の年初来高値と年初来安値は以下の通り。

  • 年初来高値:1384円(2025年1月6日)
  • 年初来安値:963円(2025年4月7日)

ヤマハ発動機の株価のここ1年の値動きもチャートでみてみましょう。

1年間の株価チャート1/3

1年間の株価チャート

出所:各種資料をもとにLIMO編集部作成

ヤマハ発動機の株価は年初に年初来高値である1384円をつけ、その後株価は下落し4月に963円の年初来安値をつけた後、もみ合いながら直近では少しずつ上昇し現在は1202円となっています。

また、本日の主要指数の終値は以下の通りでした。

  • 日経平均株価:5万8057円(前日比▲793円)
  • TOPIX:3898(前日比▲40ポイント)

2. 【ヤマハ発動機(7272)】決算内容「営業キャッシュ・フローはプラス!15円増配へ」

ヤマハ発動機が2月13日に発表した2025年12月期決算は、売上高こそ前期比1.6%減にとどまったものの、米国の関税影響やコスト増、特別損失の計上が響き、最終利益は前期比85.1%減の161億円と大幅な減益になりました。

2025年12月期の連結業績(2025年1月1日~2025年12月31日)2/3

2025年12月期の連結業績(2025年1月1日~2025年12月31日)

出所:ヤマハ発動機株式会社「2025年12月期 決算短信〔IFRS〕(連結)」

一方で、本業の稼ぐ力を示す営業キャッシュ・フローはプラスを確保し、手元資金も増加していることから、資金繰りは安定している状況です。26年12月期は最終利益が1000億円と前期比6.2倍へのV字回復を見込んでおり、収益改善が実現できるかが今後の焦点となります。

ヤマハ発動機のこれまでの配当金と配当予想も確認します。

2.1 ヤマハ発動機株式会社の配当金と今後の配当予想

2024年12月期

  • 中間配当:25.00円
  • 期末配当:25.00円
  • 年間配当:50.00円

2025年12月期

  • 中間配当:25.00円
  • 期末配当:10.00円
  • 年間配当:35.00円

2026年12月期(予想)

  • 中間配当:25.00円
  • 期末配当:25.00円
  • 年間配当:50.00円

2026年2月13日発表の「2025年12月期 決算短信〔IFRS〕(連結)」によると、2025年12月期の期末配当は10.00円となりました。また、2026年12月期は年間50.00円(中間25.00円、期末25.00円)への増配を見込んでいます。

3. 【ヤマハ発動機(7272)】株主優待は「ポイント制」3年以上保有、ポイント数引上げ!

ヤマハ発動機の株主優待は、毎年12月31日現在の株主名簿に記録された100株以上の株式を保有の方へ向けて、保有株式数や保有期間に応じてポイントを進呈。そのポイント数に応じて、優待品の中から好きなものを選ぶことができます。

なお、2026年12月期から株主優待の内容が以下となり、以前に比べて一部変わっています。

3.1 2026年12月期以降:1年以上~3年未満・3年以上

  • 100~300株未満:1000ポイント・3000ポイント
  • 300~1000株未満:2000ポイント・4000ポイント
  • 1000~3000株未満:3000ポイント・5000ポイント
  • 3000株以上:4000ポイント・6000ポイント

※1年未満は全て対象外へ

※保有期間「1年以上」とは毎年12月末時点の株主名簿に同一株主番号で連続して2回以上記録、かつ100株以上保有のこと(保有期間「3年以上」については同条件で連続して4回以上記録され、かつ100株以上保有していること)
※株主番号が変更になった場合は保有の継続とはみなさない

変更後は保有期間1年未満が対象外となる一方で、保有期間3年以上の方のポイント数が引き上げられています。

また、2026年6月期から中間優待は廃止です。

4. 【ヤマハ発動機(7272)】業績回復期待と株主還元の変化に注目

3月2日の日本株式市場は、中東地域を巡る情勢不安や原油価格の上昇懸念から広範に売りが先行し、日経平均株価は大幅な反落となりました。こうした地政学リスクへの警戒感が強まる中で、ヤマハ発動機の株価も軟調な動きを見せましたが、足元では業績回復への期待から底堅さも意識される局面です。

2025年12月期は厳しい決算となりましたが、営業キャッシュ・フローは着実にプラスを確保しており、2026年12月期に向けた大幅な増益と増配の計画は投資家の関心を集めています。また、株主優待制度が長期保有をより重視する内容へ拡充されたことは、安定的な株主構成を目指す前向きな姿勢の表れと言えるでしょう。目先の外部環境には不透明感が残るものの、業績回復の進展や充実した株主還元を考慮すれば、改めて中長期的な視点での投資判断が重要となる局面です。

免責事項

  • 本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の株式の売買を推奨するものではありません。
    投資判断は、最新の決算資料や市場動向をご確認のうえ、ご自身の責任で行ってください。
  • 株主優待の内容や条件は変更される場合があります。詳細は必ず公式サイトでご確認ください。

参考資料