もうすぐ3月。寒さが和らぎはじめた2月下旬の都内ですが、住宅街にあるわが家の玄関先でも、静かに、それでいて力強く咲く植物たちが一足お先に春の声を届けてくれています。
今回は、限られたスペースでもほんの少しの気配りで毎年私たちの目を楽しませてくれる、3種類の多年草を写真とともにご紹介しますね。野趣あふれる花姿は、きっと春の訪れを感じさせてくれますよ。
記事末コラムでは多年草の魅力についてもご紹介します。ぜひ最後までお読みください。
※植物の育ち方は環境によって少しずつ異なります。お住まいの地域の気候に合わせて管理方法をご確認ください。
1. 斑入りクリスマスローズ:麗しの貴婦人が見せる新しい表情
冬の庭で静かな存在感を放つクリスマスローズ。
中でも最近お迎えしたばかりの斑入りの品種は、格別な趣があります。深いグリーンの葉に、まるで粉雪を丁寧に散りばめたような細やかな白い斑(ふ)が印象的。夏以降の花のない時期でも、美しい葉が庭を彩ってくれそうで楽しみです。
うつむいて咲く愛らしい姿は、実は大切な花粉を冷たい雨や雪から守るための植物の知恵でもあります。外側にいくほど淡いグリーンを帯び、どこか神秘的な気品を漂わせますね。半日陰から日陰の環境を好むため、シェードガーデンの主役としても活躍します。
環境さえ合えば「植えっぱなし」に近い感覚で付き合える丈夫さを持ち合わせている点も、長く愛されている理由の一つでしょう。
※全草に毒性があるため、お手入れの際は手袋をし、ペットや小さなお子様が誤食しないよう置き場所に配慮してあげましょう。
- 栽培環境: 半日陰〜日陰、水はけの良い土壌
- 水やり: 生育期(冬~春)はたっぷり水が必要ですが、半休眠する高温多湿な夏場は、根腐れを防ぐため乾燥気味に管理します。
