2. 【住宅ローン】組むときに《考慮すべきポイント3選》元銀行員が解説
住宅ローンは数十年かけて返済を行っていきますが、きちんと返済を続けていくためには、あらゆるリスクを考慮しておく必要があります。
ここでは、特に考えておきたい具体的なポイントを3つ紹介していきましょう。
2.1 ポイント(1)収入が変動するリスクを考慮する
住宅ローン返済中に結婚や子どもの誕生、親の介護などで収入が変動することも珍しくありません。病気やケガで働けなくなってしまうこともあるでしょう。
もし今の収入が続くことを前提に住宅ローンを組むと、収入が減少したときに家計に大きな負担がかかります。きちんと返済を続けるためには、余裕を持った借入額に設定することが重要です。
また、近年ではペアローンで住宅ローンを組む世帯も珍しくありません。ペアローンは借入可能額を増やせるメリットがあるものの、どちらか一方の収入が減少したり、なくなったりするリスクには注意が必要です。
ペアローンを借り入れる際は、1人の収入でも返済していけるかをよく検討するようにしましょう。
2.2 ポイント(2)繰り上げ返済を充てにした計画を立てない
住宅ローンを組む際、「余裕があるときに繰り上げ返済すれば定年までに返し終えるだろう」「退職金で繰り上げ返済すれば大丈夫」と考える人も少なくありません。
しかし、住宅ローンの返済中は子供の教育費の増大や住宅の修繕、急な病気などまとまった支出が発生します。思うように貯蓄ができなければ繰り上げ返済も難しくなり、結果として当初の見通しよりも返済期間が長期化してしまいます。
また、繰り上げ返済に充てられるだけの退職金がもらえるとは限りません。老後資金の備えとして手元に残すことも考えると、退職金をあてにした返済計画を立てるのはリスクが高いといえるでしょう。