長引く物価高がシニア世代の家計を直撃するなか、いよいよ6月15日、2026年度の改定額が反映された年金が支給されます。

実はこのタイミングで、年金とは別に振り込まれる「年金生活者支援給付金」も3.2%増額されるのをご存じでしょうか。

これは所得が一定基準以下の年金受給者を支える公的な制度ですが、原則として「自ら請求手続きをしないと支給されない」という大きな落とし穴があります。

この記事では、増額された具体的な給付額と対象となる方の条件、そして「申請漏れ」を防ぐための確実な手続き方法を徹底解説します。

1. ふつうの年金本体に上乗せ支給される「年金生活者支援給付金」とは?

年金受給者の生活を支えることを目的に、2019年に年金生活者支援給付金制度が創設されました。

受給要件を満たした対象者には、2カ月に1回、公的年金の支給日にあわせて年金生活者支援給付金が支給されます。

年金生活者支援給付金には3種類があり、受給する基礎年金の種類に応じて「老齢年金生活者支援給付金」「障害年金生活者支援給付金」「遺族年金生活者支援給付金」にわかれます。

それぞれの所得要件を満たす基礎年金受給者が、この給付金の対象となるということです。