6. まとめ
給付付き税額控除は、現金給付と減税のどちらか一方では対応しきれない状況を背景に、議論されている制度です。
制度上は幅広い所得層が対象となりますが、恩恵の形は一律ではなく、所得や納税状況によって「減税」「給付」、あるいはその組み合わせに分かれます。基本的には低所得者を重視した仕組みと言えそうです。
一方で、具体的な制度設計や運用方法、金額や時期などは、国民が知るところにはなっていません。
今後は、制度の分かりやすさや事務負担、財源の在り方なども含め、ようやく議論が始まるところです。制度の行方を丁寧に見ていく必要があるでしょう。
参考資料
著者
AFP。一種外務員資格(証券外務員一種)保有。大学卒業後、外資系生命保険会社、都市銀行にてリテール営業、法人営業に携わる。とくに銀行では遺言信託業務に携わり、資産承継ビジネスにおいて全国表彰歴あり。金融機関勤務後は長年の経験を活かし、金融ウェブメディアに転職。現在はマネーシュミレーションに特化したサービスを提供し、個人のマネー相談を中心に活動中。定期的にウェブメディアへの寄稿、記事の監修もおこなっている。生命保険会社と銀行、両業界での経験が強み。得意分野はライフプランニング(ライフシミュレーション)、投信分析。趣味はガーデニング。