2. 【ことしの4月分から、3.2%増額決定】「年金生活者支援給付金」制度のイロハ

年金生活者支援給付金は、公的年金の収入やその他の所得が一定基準額に満たない方を対象に、生活を支える目的で2019年に開始された制度です。この給付金は、2カ月に1度、年金本体に上乗せする形で支給されます。

受給している年金の種類に応じて、以下の3つの給付金が用意されており、それぞれに支給要件や支給額が定められています。

  • 老齢年金生活者支援給付金
  • 障害年金生活者支援給付金
  • 遺族年金生活者支援給付金

2.1 【2026年度】年金生活者支援給付金の種類ごとの支給月額はいくら?

2026年度における年金生活者支援給付金の額は、前年度と比較して3.2%の引き上げが決定しました。

【2026年度の基準額】

  • 老齢年金生活者支援給付金(月額):5620円(+170円)
  • 障害年金生活者支援給付金(月額):1級 7025円(+212円)・2級 5620円(+170円)
  • 遺族年金生活者支援給付金(月額):5620円(+170円)

老齢年金生活者支援給付金の場合、この基準額を基に保険料の納付済み期間などに応じて、実際の支給額が算出されます。

上記はいずれも月額表示ですが、実際の支給日には2カ月分がまとめて年金に加算されます。仮に基準額を満額受給できる場合、1回の支給で約1万円、年間では約6万円を受け取れる計算になります。

なお、厚生労働省年金局「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、2024年3月時点での平均給付月額(※)は、老齢で4014円、障害で5555円、遺族で5057円でした。

※2024年3月時点で認定されている方の平均給付月額です。