2. まとめ:他人との比較ではなく、自身の現状把握から始めよう

今回一緒に見てきた同世代のデータは、あくまでご自身の客観的な立ち位置を知るための、一つの「現在地」を示すものにすぎません。

本当の意味での家計の安定や老後の安心感は、周りの平均値や中央値に「勝つこと」ではなく、ご自身のライフスタイルに合った資産と負債のバランスを整えることで生まれてくるものです。

たとえば、手元の預貯金は少なくても住宅ローンをすでに完済している方と、貯蓄は多くてもまだ多額のローン返済が残っている方とでは、実際の資産状況の意味合いは大きく異なります。

だからこそ、住宅ローンなどの「負債」を差し引いた純資産額や、将来の住居費の負担を和らげてくれる「持ち家」があるかどうかなど、総合的な視点で見ていくことが大切になります。

まずは、預貯金だけでなくローンなどの負債も含めて、「今のありのままの家計」を見える化することから始めてみてはいかがでしょうか。

物価上昇など、先行きに不安を感じやすい時代ではありますが、ご自身の「現在地」がはっきりと分かれば、漠然とした不安もすこし和らぐはずです。

そこからご自身のペースで、ライフスタイルに合った無理のない資産形成の形を、少しずつ見つけていきたいですね。

参考資料