5. 「資産寿命を延ばすために」家計に合った資産形成を考えよう

ここまで、公的なデータをもとに「70歳代前半・二人以上世帯」の1カ月あたりの生活費や、年金・貯蓄の平均額について解説しました。

生命保険文化センター「2025(令和7)年度 生活保障に関する調査(速報版)」によれば、ゆとりある老後生活を送るために必要とされる費用は、2016年以降、増加し続ける傾向にあります。

長寿時代を生きる上で、健康寿命だけでなく「資産寿命」をいかに延ばすかという視点がますます重要になっており、近年の物価上昇を踏まえた「インフレへの備え」も欠かせない検討事項です。

【時系列データ】 ゆとりある老後生活費《平均額の推移》

 ゆとりある老後生活費、平均額の推移

出所:生命保険文化センター「2025(令和7)年度 生活保障に関する調査(速報版)」

人生100年時代を見据え、安心できる老後を過ごすためには、現役時代からの計画的な準備が不可欠です。

時間を味方につけて準備を進めていくためにも、できるだけ早い段階から資産形成をはじめ、公的年金だけでは足りない分を補うための経済的基盤を築いておくことが求められます。

同時に、年金の「繰下げ受給」といった、将来の受給額を増やすための公的制度について知識を深めておくことも、老後の不安を軽減する有効な手段となるでしょう。

ご自身の家計収支や年金情報について、よく把握したうえで老後に向けた資金計画を立ててみてはいかがでしょうか。

※当記事は再編集記事です。

参考資料

マネー編集部貯蓄班