6. まとめにかえて:75歳以降の家計は「平均」では判断できない
後期高齢シニア夫婦の資産内訳を見ると、資産の約3分の2を預貯金が占め、有価証券の割合は控えめです。
安定性は高い一方で、インフレが続く状況では、預貯金の実質的な価値が目減りするリスクも避けられません。
「人生100年時代」においては、健康寿命だけでなく、資産寿命をどのように延ばしていくかという視点が欠かせます。
現役時代から少しずつ備えを進めるとともに、年金の繰下げ受給など公的制度の仕組みを理解しておくことが、将来の不安を和らげる土台となるでしょう。
参考資料
- 総務省統計局「家計調査報告 家計収支編 2024年(令和6年)平均結果の概要」
- 総務省「家計調査 家計収支編 2024年〔二人以上の世帯〕」(第3-2表)
- 総務省統計局「家計調査 用語の解説」
- 生命保険文化センター「2025(令和7)年度 生活保障に関する調査(速報版)」
- 厚生労働省年金局「令和5年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 総務省統計局「家計調査 貯蓄・負債編 2024年 〔二人以上の世帯〕」(第8-10表)
- 政府広報オンライン「後期高齢者医療制度 医療費の窓口負担割合はどれくらい?」
- 厚生労働省「後期高齢者の窓口負担割合の変更等(令和3年法律改正について)」
マネー編集部社会保障班