2月になると、少しずつ春の花苗が店頭に並び始めます。「今年こそはガーデニングに挑戦してみたい」「玄関先やベランダを素敵な花で彩りたい」と考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

しかし、昨今の物価高で、ガーデニングにはあまりお金をかけられないというのが本音かもしれません。そんなときは、環境が合えば季節を問わず花を咲かせてくれて、1苗でも植木鉢いっぱいに育つ植物を飾ってみるのはいかがでしょうか。

この記事では、初心者でも育てやすく、毎年長い期間花が咲く多年草を厳選して3つ、参考価格とともに紹介します。どれも例年2月から苗が販売されますので、今年のガーデニング始めの参考にしてみてくださいね。

1. この記事で紹介する、早春から楽しめて長く咲く常緑多年草

写真のスーパーアリッサムほか、大きく育って長く花が咲く植物を紹介します1/9

白い花を咲かせている、3種類のスーパーアリッサム

出所:PROVEN WINNERS(R)

  • タゲテス ゴールドメダル
  • スーパーアリッサム
  • ステラ スノーストーム

今回ご紹介する植物はどれも、育てやすく品種改良された植物ブランド「PW(PROVEN WINNERS(R))」シリーズの品種。初心者さんでも安心して育てられますよ。

記事後半では、ずっと花を咲かせるためのお世話のコツや、植木鉢の号数とサイズの一覧もご紹介します。

※開花時期や生育スピードは、お住まいの地域や育てている環境によって異なりますので、ご注意ください。

2. ガーデニング代節約!1苗で植木鉢いっぱいに育ってずっと咲く「常緑多年草」3選

2.1 鮮やかな黄金色&爽やかな香りに癒される「タゲテス ゴールドメダル」

タゲテス ゴールドメダル2/9

黄色い花を咲かせている、タゲテスゴールドメダル

出所:PROVEN WINNERS(R)

「タゲテス ゴールドメダル」は、その名前のとおり黄金色の鮮やかで温かみのある花を咲かせます。

驚くほど開花期が長く、花からはシトラスミントの香りがするため、玄関先やベランダで花の香りを楽しみたい方におすすめです。日々のお世話の際も、そっと触れるだけで漂う爽やかな香りに癒されますよ。

病虫害の発生が少なく、初心者さんや虫が苦手な方でも育てやすい植物。満開の時期が過ぎ、株が乱れてきたら切り戻してあげると、整った美しい株に育ちます。

タゲテス ゴールドメダルの基本情報まとめ

  • 分類:キク科タゲテス属
  • 学名:Tagetes lemmonii
  • 開花期:周年(満開は3月~6月、10月~12月)
  • 置き場所:日なた
  • 耐寒温度:最低温度 約マイナス3℃(半耐寒性多年草)
  • 耐暑性:★★★☆☆
  • 販売期間:2月下旬~5月下旬、10月上旬~11月上旬
  • 参考価格:550円(9cmポリポット)※LIMOガーデニング部調べ

2.2 主に秋~春に開花する「スーパーアリッサム」

スーパーアリッサム フロスティーナイト3/9

白い小花を咲かせている、スーパーアリッサム

出所:PROVEN WINNERS(R)

白い小花が集まって小さな手まりのように咲く姿が愛らしい「スーパーアリッサム」。スイートアリッサムを夏越ししやすいように改良した、初心者にもおすすめの頼もしい品種です。

夏の高温多湿も冬の寒さも乗り越えて育つ、旺盛な生育力と強健な性質も魅力です。真夏・真冬には花が少なくなりますが、ほぼ1年中ずっと花を咲かせてくれます。

這うように成長するため、プランターに植えると縁からこぼれるように咲く姿がおしゃれ。花からは甘い香りがするので、ハンギングにして目線の高さで楽しむのもおすすめです。

年を経るごとに株が充実し、大きく育つ様子を観察できるのも嬉しいポイント。成長が早いので、満開の時期を過ぎたら一回り小さく刈りこんでおくと、大きさをキープしつつ、こんもりと花が咲く美しい株に育ちます。

スーパーアリッサムの基本情報まとめ

  • 分類:アブラナ科ニワナズナ属
  • 学名:Lobularia hybrid
  • 開花期:周年(満開は3月下旬~6月上旬、10月下旬~12月)
  • 置き場所:日なた
  • 耐寒温度:最低温度 約マイナス5℃(半耐寒性多年草)
  • 耐暑性:★★★☆☆
  • 販売期間:2月上旬~5月中旬、10月上旬~11月中旬
  • 参考価格:550円(9cmポリポット)※LIMOガーデニング部調べ

2.3 ふんわり広がる花姿がナチュラルで素敵!「ステラ スノーストーム」

ステラ スノーストーム ポーラーアイス4/9

白い花を咲かせているステラ・スノーストーム

出所:PROVEN WINNERS(R)

愛らしい小花をたくさん咲かせる「ステラ スノーストーム」は、ふんわりとしたナチュラルな草姿が魅力。一般的なステラ(バコパ)を夏越ししやすいように改良した品種です。

柔らかな枝が枝垂れるように伸びるため、ハンギングバスケットや背の高い鉢に植えるのがおすすめ。玄関やベランダの雰囲気を華やかにしてくれる1鉢に仕上がりますよ。

夏は、風通しのよい涼しい場所で育てましょう。梅雨前に、枝を透かすように切り戻しをして形を整えておくと、株内の風通しが良くなり、夏越ししやすくなります。

ステラ スノーストームの基本情報まとめ

  • 分類:オオバコ科ステラ属
  • 学名:Sutera cordata
  • 開花時期:周年(満開は3月~6月、9月中旬~12月)
  • 置き場所:日なた、半日陰
  • 耐寒温度:最低温度 マイナス5℃(非耐寒性多年草)
  • 耐暑性:★★☆☆☆
  • 販売期間:2月下旬~4月下旬、9月下旬~11月上旬
  • 参考価格:550円(9cmポリポット)※LIMOガーデニング部調べ

3. 四季咲き多年草の花を「ずっと咲かせる」お世話のコツ

ステラ スノーストーム ポーラーアイス5/9

白い花を咲かせている、ステラスノーストーム

出所:PROVEN WINNERS(R)

今回ご紹介した植物ブランド「PW(PROVEN WINNERS(R))」シリーズの四季咲き性の多年草3品種は、上手にお世話すれば、季節を問わず花を咲かせてくれます。

ここからは、花を長期間咲かせるための、お世話のコツを3つお伝えします。

3.1 植物に合った環境を整える

ずっと花を咲かせるためには、植物に合った環境を整えることが大切です。基本的には、品種ごとの「基本情報」を参考に、植物が好む日当たり環境に置くことで、花つきがよくなります。

加えて、夏は風通しがよい涼しい場所、冬は霜や寒風が当たらない軒下など、なるべく植物が好む気候の場所に移動してあげましょう。

四季咲き性でも夏と冬は花数が減ってしまいますが、植物に合った環境に近づけてあげることで、より長く花を咲かせてくれますよ。

3.2 適した量の肥料を与え、花がら摘みや切り戻しをする

長期間花を咲かせる植物には、肥料が必要です。ゆっくりと効果が持続する固形肥料を土の上に置いておくことに加え、満開の時期には即効性のある液体肥料も合わせて与えるのがおすすめ。

肥料の容器に記載されている量や頻度を必ず守って、定期的に与えてください。

また、こまめに花がら摘みを行い、花の満開後には形を整える切り戻しをしておくと、花をたくさん咲かせてくれますよ。

3.3 1~2年に一度は植え替える

プランターや植木鉢で育てている植物は、定期的に植え替えが必要です。鉢底穴から根が見えたり、土に水がしみこみづらくなったりしてきたら、春か秋に一回り大きな鉢に植え替えてあげると元気に育ちます。

今回紹介した3品種の場合、購入してすぐの苗(3~3.5号ポット)は5~6号鉢に植え付け、大きくなったら10号鉢に植え替えて育てるのがおすすめです。

大きさをキープしたい場合は、植え替えの際に枝と根を一回り小さく切り戻し、使用している鉢の中の土を新しいものに入れ替えて、同じ鉢に植え戻しましょう。

※植木鉢の号数とサイズ一覧は、あとの段落で解説しています。

4. 1苗でも大きく育つ四季咲きの常緑多年草で、玄関先やベランダを美しく!

今回は、植物ブランド「PW(PROVEN WINNERS(R))」シリーズの四季咲き多年草3つをピックアップしてご紹介しました。

環境が合えば、ほぼ1年中ずっと花を咲かせてくれるうえ、1苗で大きく育ってくれる品種ですので、お金をかけずにガーデニングを楽しみたいというときにぴったりです。

1鉢だけでも見栄えがしますが、複数の鉢植えを並べて飾る「寄せ鉢」をすると、さらに豪華になりますよ。

これから春に向けて苗が出回る多年草たちですので、「今年はガーデニングに挑戦したい」という方はもちろん、「春ガーデンの準備を始めようかな」と計画中の方も、参考にしてみてくださいね。

5. 【ガーデニング豆知識】植木鉢の号数とサイズ一覧

さいごに、植木鉢の号数とサイズも確認しておきましょう。

植木鉢の号数とサイズ6/9

植木鉢の号数とサイズ一覧表

出所:LIMO編集部作成

植木鉢のサイズは直径3㎝刻みです。

  • 3号鉢…直径9㎝
  • 3.5号鉢…直径10.5㎝
  • 4号鉢…直径12㎝
  • 5号鉢…直径15㎝
  • 6号鉢…直径18㎝

これより大きな鉢も、鉢の号数×3が直径です。

植物に対して植木鉢のサイズが小さすぎると根が詰まり、水や肥料を吸収しづらくなってしまいます。反対に鉢サイズが大きすぎると鉢内の水が乾きにくくなり、根腐れやコバエ発生の原因に。

植え替えの際は、元の鉢サイズよりも1号大きいサイズの鉢に植え替えるとよいでしょう。

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鈴森 真樹