スペースが限られているベランダや玄関先でも、鉢植えにするとバラ栽培を楽しめます。冬は大苗を植えるのに最適な時期。鉢植えでも育てやすい品種を選んで、バラ栽培を始める絶好のチャンスです。
バラの中には、コンパクトな樹形で鉢植え向きの品種も数多く揃っています。今回は初心者でも安心して育てられる丈夫なバラを6種、参考価格とともに紹介します。
記事後半では、美しい花を咲かせるための冬の大切な作業である、「寒肥」の与え方についてもお伝えしますので、ぜひ参考にしてくださいね。
1. この記事で紹介する「鉢植えでも育てやすい初心者向けの丈夫なバラ」にまつわるあれこれ
- 鉢植えでも育てやすい!初心者向けの丈夫なバラ6選
- 今が適期!バラをたくさん咲かせる「寒肥」の与え方
2. 鉢植えでも育てやすい!初心者向けの丈夫なバラ6選
2.1 ノックアウト
圧倒的な耐病性を誇る強健なノックアウト。黒星病やうどんこ病に強く、薬剤散布を控えめにしても元気に育ちます。
花は中輪の半八重咲きで、一度咲き始めると晩秋まで次々と開花。樹形はコンパクトなブッシュ状にまとまるため、鉢植えでも形が崩れにくく、手入れが楽です。
※参考価格:3000円~4000円前後(大苗)
2.2 アイスバーグ
アイスバーグは「白バラの名花」として世界中で愛されるバラ。純白で清楚な花が、たわわに房になって咲き誇ります。
トゲが少なく枝がしなやかなため、鉢植えでの扱いやすさも魅力的。四季咲き性と多花性に優れ、春から晩秋まで、途切れることなく咲き続けます。
※参考価格:3000円~4000円前後(大苗)
2.3 クリスティアーナ
クラシカルな魅力と丈夫な性質を兼ね合わせているクリスティアーナ。透き通るような白いカップ咲きの花で、中心部がほんのりと淡いピンクに染まる様子が魅力。
花からはレモンやリンゴのような爽やかで甘い芳香が漂います。つるが伸びる性質があるため、鉢植えにする場合は冬に短く剪定しましょう。
※参考価格:4000円~5000円前後(大苗)
2.4 ノヴァーリス
ノヴァーリスは落ち着いたラベンダーカラーが神秘的。花弁の先端が尖った繊細で美しいフォルムが特徴で、洗練された空間を演出してくれます。
一般的に紫系のバラは病気に弱い傾向があるなかで、比較的病気に強いため初心者にもおすすめです。
※参考価格:4000円~5000円前後(大苗)
2.5 アンジェラ
1株で驚くほどたくさんの花を咲かせるアンジェラ。カップ型の小さくて愛らしいピンクの花が、大きな房になって株をおおうように咲き誇ります。
つるバラとしても扱えますが、鉢植えでは低く剪定してコンパクトな茂みにするなど、仕立て方の自由度が高いのも魅力です。
※参考価格:3000円~4000円前後(大苗)
2.6 シェエラザード
シェエラザードは日本の高温多湿な環境に合わせて育種された日本産のバラ。先端がツンと尖った花弁が幾重にもなり、1鉢だけでも存在感バツグンです。
暑さにも強く、樹形はコンパクトな木立ち性。花からは濃厚な香りが漂い、ベランダや玄関先で香り高いバラを堪能したい方に最適です。
※参考価格:3000円~4000円前後(大苗)
3. 今が適期!バラをたくさん咲かせる「寒肥」の与え方
3.1 寒肥を与える時期
寒肥はバラが休眠期に入る1月~2月上旬に与えましょう。この時期のバラは活動を止めているため、根を多少触ってもダメージが少なく、肥料をじっくりと土になじませることができます。
3.2 使用する肥料の種類
寒肥には、油かす・骨粉・魚粉など、ゆっくりと時間をかけて分解される有機質肥料を使用します。初心者には、必要な肥料が配合された、バラ専用の有機肥料がおすすめです。
さらに、牛糞やくん炭などの堆肥を一緒に施すと、土をふかふかにし、排水性や保水性を高めることができます。
3.3 寒肥の施し方
【鉢植え】
鉢植えの場合、寒肥は植え替えとセットでおこなうのが理想的。鉢から株を抜き、古い土を3分の1程度落とし、新しい土に有機肥料を適量混ぜ込んで、ひとまわり大きな鉢に植え付けましょう。
植え替えしない場合は、鉢の縁に沿って数か所穴を掘り、肥料を埋めて土をかぶせます。鉢植えは土が少なく、休眠中の根を傷めることもあるため、無理に寒肥を与えず、3月の芽出しの時期に与えてもよいでしょう。
【地植え】
地植えの場合は、株元から20〜30cmほど離れた場所に、株を囲むように数か所に深さ30cm程度の穴を掘ります。掘り出した土に有機肥料と堆肥をよく混ぜ、穴に戻しましょう。
4. 冬のひと手間で鉢植えのバラをさらに元気に
一鉢のバラがあるだけで、見慣れたベランダや玄関先がパッと華やぎ、まるで小さな庭園のような気品が漂います。鉢植えなら狭い場所でも育てられ、季節ごとの移動も簡単です。
また、冬に寒肥というひと手間をかけてあげると、よりいっそう見
5. 【ガーデニング豆知識】植木鉢の号数とサイズ一覧
さいごに、植木鉢の号数とサイズも確認しておきましょう。
植木鉢のサイズは直径3㎝刻みです。
- 3号鉢…直径9㎝
- 3.5号鉢…直径10.5㎝
- 4号鉢…直径12㎝
- 5号鉢…直径15㎝
- 6号鉢…直径18㎝
これより大きな鉢も、鉢の号数×3が直径です。
植物に対して植木鉢のサイズが小さすぎると根が詰まり、水や肥料を吸収しづらくなってしまいます。反対に鉢サイズが大きすぎると鉢内の水が乾きにくくなり、根腐れやコバエ発生の原因に。
植え替えの際は、元の鉢サイズよりも1号大きいサイズの鉢に植え替えるとよいでしょう。
事な花を咲かせてくれます。丈夫で育てやすいバラを選んで、バラのある優雅な暮らしを始めてみましょう。
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