バラを育てる喜びは、その豪華な姿とともに、花から漂う芳醇な香りにあります。ただ、バラの香りにはさまざまな種類があり、初心者にとってはどんな香りを選べばよいか迷うことも。
今回はバラの香りの系統をわかりやすく解説し、栽培歴30年の経験から選んだ香り豊かなおすすめのバラを5品種、参考価格とともに紹介します。
記事後半では、新たに購入した大苗の植え付け方についてもお伝えしますので、ぜひ参考にしてくださいね。
1. この記事で紹介する「香り豊かなバラの品種と、大苗の植え付け方」にまつわるあれこれ
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- バラの香りの種類(系統)と特徴
- 香り豊かなバラのおすすめ品種5選
- 大苗の植え付け方
2. バラの香り6種類(系統)と特徴
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2.1 ダマスク系
オールドローズ香とも呼ばれ、バラの香りの代名詞とされる古典的で深い香り。濃厚で甘く、陶酔感があります。
2.2 ティー系
繊細で上品、淹れたての紅茶や新鮮な果実を思わせる軽やかな甘さを持つ香り。エレガントで、比較的多くのモダンローズがこの香りを持ちます。
2.3 フルーツ系
多様性に富み、現代バラでとくに人気のある系統。リンゴ・レモン・ラズベリー・アプリコット・モモなどの、さまざまな果実を連想させる甘くフレッシュな香りです。
2.4 ミルラ系
イングリッシュローズに比較的多く見られる、個性的な香り。薬草のような、独特の甘くスパイシーな香りで、ヨーロッパでは古くから親しまれています。
2.5 スパイス系
香辛料を思わせる刺激的でエキゾチックな香り。クローブ・シナモン・ナツメグのような、温かみのあるスパイシーな香りです。
2.6 ブルー系
藤色や紫色などの青系のバラに多い、モダンな香り。甘さの中にラベンダーやライラックのような清涼感のある香りが加わった、どこかミステリアスな香りです。
3. 香り豊かなバラのおすすめ品種5選
3.1 ボレロ
上品な香りが魅力の「ボレロ 」3/9
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純白からクリーム色のカップ咲きで、ミルラとダマスクが混ざったような上品な香りのボレロ。四季咲き性が強く、春~晩秋まで絶え間なく花を咲かせます。花もちもよく、切り花にもおすすめです。
※参考価格:3000円~4000円前後(大苗)
3.2 ナエマ
フレッシュで洗練された香りの「ナエマ」4/9
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ナエマはソフトピンクの花弁が幾重にもなる姿が美しいバラ。フルーティーな香りに高貴なティー系の香りが加わり、フレッシュで洗練された香りです。誘引すれば小型のつるバラとしても楽しめます。
※参考価格:4000円~5000円前後(大苗)
3.3 ガートルード・ジェキル
バラらしい濃厚なダマスク系の香り「ガートルード・ジェキル」5/9
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鮮やかなマゼンタピンクの花が咲くガートルード・ジェキル。バラの香りの代名詞とも言える、豊かで濃厚なダマスク系の香りです。花つきがよく、満開時には株全体をおおうように咲き誇ります。
※参考価格:4000円~5000円前後(大苗)
3.4 マダム・ピエール・オジェ
ダマスク系の香りが漂う優雅なバラ「マダム・ピエール・オジェ 」6/9
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マダム・ピエール・オジェは淡いピンク色のカップ咲きで、濃厚なダマスク系の香りが漂う優雅なバラ。花弁の縁が赤みを帯びることがあり、微妙な色合いの変化が魅力です。細めの枝がよく伸びしだれるように咲きます。
※参考価格:2000円~3000円前後(大苗)
3.5 ロアルド・ダール
鮮やかな花色と耐病性が魅力の「ロアルド・ダール 」7/9
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オレンジがかったピーチ色の花が色鮮やかなロアルド・ダール。四季咲き性が強く、病気に強い強健種としても知られています。コンパクトでまとまりのよい樹形なので、鉢植えでの栽培にも最適です。
※参考価格:4000円~5000円前後(大苗)
4. 冬が適期!大苗の植え付け方法
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4.1 植え付け前の水揚げと根の整理
土が付いていない裸苗は、バケツなどの水に数時間浸し、乾燥した根にしっかり水を吸わせる「水揚げ」をおこないます。土が付いた状態の苗は、軽く根鉢をほぐし、長く伸びすぎた根や、傷んだ根をハサミで整理しましょう。
4.2 苗の植え付け
地植えの場合は、日当たりと水はけのよい場所を選び、50cm程度の幅と深さに穴を掘ります。掘り上げた土に腐葉土や堆肥、元肥を混ぜ、苗を穴に入れて根を広げながら土を戻しましょう。
鉢植えの場合は、8号以上の深めの鉢を用意し、鉢底に石を敷き、その上にバラ専用の培養土、または赤玉土・腐葉土・堆肥などを配合した水はけのよい土を入れ、苗を植え込みます。
植え込む際に大切なのは、根元にあるコブのようにふくらんだ接ぎ木部分が、地面からわずかに出るように深さを調整することです。最後にたっぷりと水を与えましょう。
4.3 植え付け後の管理
植え付けが完了したら、風で苗が揺れて根が切れないように、支柱を立てて茎を軽く結びつけます。冬の乾燥や寒風から苗を守るために、株元にバーク堆肥やワラなどでマルチングするとよいでしょう。
冬は休眠期のため、水のやりすぎは禁物ですが、乾燥しすぎないように、土の表面が乾いたら水やりをしましょう。
5. 芳醇な香りが魅力のバラで至福のひとときを
バラ栽培の醍醐味は、花の美しさを鑑賞するだけでなく、花から漂う濃厚な香りに包まれる瞬間です。お気に入りの香りのバラが見つかったら、最初のステップが大切な植え付けの作業。
心を込めてお世話すれば、バラはそれに応えて、春に満開の花を咲かせてくれるでしょう。香り豊かなバラを植えて、至福のひとときを満喫してみませんか。
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