豪華で気高い花というイメージが強いバラ。なかには優雅さを保ちながら、素朴で自然な景観に違和感なく溶け込む品種もあります。

野に咲く花のような清楚なたたずまいで、周りの花々とも調和する優しい雰囲気が魅力。今回はバラ栽培歴30年の筆者が、ナチュラルガーデンにおすすめのバラ5品種を、参考価格とともに紹介します。

記事最後には、バラの冬剪定の方法を、つるバラと木立バラに分けてお伝えしますので、ぜひ参考にしてくださいね。

1. この記事で紹介する「ナチュラルガーデンに合うバラ&冬剪定の方法」にまつわるあれこれ

写真のバレリーナほか、ナチュラルガーデンにおすすめのバラを紹介します1/9

ピンクの花を咲かせている、バレリーナ

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  • ナチュラルガーデンにおすすめの「可憐なバラ」5選
  • つるバラの冬剪定《時期&方法》
  • 木立バラの冬剪定《時期&方法》

2. ナチュラルガーデンにおすすめの「可憐なバラ」5選

2.1 バレリーナ

白とピンクのグラデーションが愛らしい「バレリーナ」2/9

淡いピンク色の花を咲かせている、バレリーナ

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白い花弁の縁がほんのりとピンク色に染まるバレリーナ。小輪の一重~半八重咲きで、1枝に数十輪もの花が房状に咲きます。

半つる性の樹形で、病気に強く丈夫なため、初心者にも育てやすい品種です。

※参考価格:2000円~3000円前後(大苗)

2.2 フェリシア

甘い香りが漂うアプリコットピンクのバラ「フェリシア」3/9

アプリコットピンクの花を咲かせている、フェリシア

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フェリシアは優しく柔らかなアプリコットピンクのバラ。中輪の八重咲きで、フルーツとムスクが混ざったような、強く甘い香りを漂わせます。

半つる性で比較的コンパクトにまとまりますが、長く伸ばしてつるバラのように扱うことも可能です。

※参考価格:2000円~3000円前後(大苗)

2.3 ロサ・ムルティフローラ

白い小花が咲く楚々とした雰囲気の野バラ「ロサ・ムルティフローラ」4/9

白い小花を咲かせている、ロサ・ムルティフローラ

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日本原産の野ばらで、原種系バラとして人気のあるロサ・ムルティフローラ。花は白い小輪の一重咲きで、控えめながらも清々しい花姿が魅力です。

アーチや生垣、ナチュラルガーデンの背景など、さまざまなシーンで活躍します。

※参考価格:3000円~4000円前後(大苗)

2.4 コーネリア

小輪ながら華やかで優しい雰囲気の「コーネリア」5/9

アプリコットピンクの花を咲かせている、コーネリア

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コーネリアはアプリコットピンクの八重咲きで、小輪でありながら豪華な花姿。開花が進むと色が淡くなり、花色のグラデーションが楽しめるのが魅力です。

香りが強く、四季咲き性が強いため、秋遅くまで花を楽しめます。

※参考価格:3000円~4000円前後(大苗)

2.5 ラベンダー・ラッシー

落ち着きのある色合いがナチュラルガーデンに合う「ラベンダー・ラッシー」6/9

ラベンダーピンクの花を咲かせている、ラベンダー・ラッシー

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明るいラベンダーピンクの花が咲くラベンダー・ラッシー。落ち着きのある色合いはほかの植物とも合わせやすく、ナチュラルガーデンに深みを与えてくれます。

花付きがよく、強く甘い香りも魅力的です。

※参考価格:3000円~4000円前後(大苗)

3. つるバラの冬剪定《時期&方法》

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つるバラの冬剪定をしている様子

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3.1 剪定の最適時期

つるバラの冬剪定と誘引は、12月下旬から1月中旬が適期。枝が硬く締まって曲がりにくくなる前に作業するのがポイントです。

3.2 古い枝の更新と整理

つるバラは新しい枝の方が花付きがよいため、古くて太く木質化した枝や、細くて弱い枝、病気の枝などを根元から切断し、勢いのある新しい枝を主幹として残しましょう。

株全体の風通しと日当たりが改善し、新しい枝に養分が集中して、翌年の充実した開花が期待できます。

3.3 枝先の剪定と誘引

長く伸ばしたいつるバラは、主幹となる枝の先から、全体の1/4~1/3程度を、充実した芽の上で切り詰めます。枝全体から多くの側芽が伸び、花数が増えるように、アーチやフェンスに水平に誘引しましょう。

4. 木立バラの冬剪定《時期&方法》

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木立バラの冬剪定をしている様子

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4.1 剪定の最適時期

木立バラの冬剪定の適期は、バラが完全に休眠期に入る1月中旬から2月上旬にかけて。春からの健全な生育と美しい樹形のため、また良質な花を咲かせるための重要な作業です。

4.2 細枝と内向き枝の整理

株全体の風通しをよくするために、細く弱い枝や枯れた枝、病害虫の被害を受けた枝、株の内側に向かって伸びている枝を、付け根から完全に切り除きましょう。

主要な枝が3~5本程度残るように整理することで、残された枝に養分が集中し、太く充実した枝になります。

4.3 枝の切り戻し

残した主要な枝は品種や樹勢によって異なりますが、一般的には枝の長さの1/2から2/3程度を、外側を向いた充実した芽の上で切りましょう。

勢いのある品種や大きく育てたい場合は浅く切り、樹勢が弱い品種や低くコンパクトにしたい場合は深く切ることで、次のシーズンの生育をコントロールできます。

5. 野趣あふれる美しいバラでナチュラルガーデンを品格のある空間に

優雅さと気品を兼ね備えながら、自然な庭にもなじむバラたち。主張しすぎない穏やかな花姿とほのかな芳香が、癒やしと安らぎを与えてくれます。

冬の間に適切な剪定をすることで、翌春の花付きがよくなり、樹形も理想どおりに。風景と調和する可憐なバラで、ナチュラルガーデンを品格のある空間にしてみませんか。

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