爽やかな秋風が吹き、いよいよ心待ちにしていた秋バラの季節がやってきました。「秋に咲くバラは春に比べると花数が少ない」と思われがちですが、なかには春と変わらないほどたくさんの花を咲かせる品種もあります。

今回はバラ栽培歴30年以上の筆者の庭で、毎年秋も盛んに咲き「植えてよかった」と思っているバラを5つ、参考価格とともに紹介します。

記事最後には、秋もたくさん咲かせるために、バラを管理するコツもお伝えしますので、ぜひ参考にしてくださいね。

1. この記事で紹介する「【植えてよかった】秋もたくさん咲くバラ」にまつわるあれこれ

写真のテス・オブ・ザ・ダーバービルズほか、植えてよかったバラを紹介します1/8

赤い花を咲かせている、テス・オブ・ザ・ダーバービルズ

筆者撮影

  • 【植えてよかった】秋も盛んに返り咲きするバラ5選
  • 秋もたくさん咲かせるためにバラを管理する4つのコツ

2. 【植えてよかった】秋も盛んに返り咲きするバラ5選

2.1 マチルダ

庭をロマンチックに彩る愛らしい花「マチルダ」2/8

クリーム色でピンクの縁取りの花びらが愛らしい、マチルダの花

筆者撮影

クリーム色の花弁にピンクの縁取りが愛らしく、筆者の庭をロマンチックに彩ってくれるマチルダ。房咲きで花付きがよく、株全体が花でおおわれるほどの多花性が魅力です。

秋に咲く花は春よりも色がやや濃く、艶やかな印象。樹形は半横張り性でコンパクトにまとまり、鉢植えにも向いています。

※参考価格:3000円~4000円前後(大苗)

2.2 テス・オブ・ザ・ダーバービルズ

ビロードのような質感の鮮やかな花「テス・オブ・ザ・ダーバービルズ」3/8

赤い花を咲かせている、テス・オブ・ザ・ダーバービルズ

筆者撮影

テス・オブ・ザ・ダーバービルズは鮮やかなクリムゾンレッドの花が優雅。ビロードのような質感があり、咲き初めは上品なディープカップ咲きで、次第に柔らかいオープンカップへと変化します。

枝が長く伸びる半つる性で、筆者はフェンスに誘引して、コンパクトなつるバラとして育てています。

※参考価格:4000円~5000円前後(大苗)

2.3 バフ・ビューティ

秋らしいアンティークな雰囲気が魅力の「バフ・ビューティ」4/8

アプリコットイエローの花を咲かせている、バフ・ビューティ

筆者撮影

アプリコットイエローの中輪の花が房咲きになるバフ・ビューティ。アンティークな雰囲気をかもし出し、筆者の秋の庭を、しっとりと落ち着いた雰囲気にしてくれます。

トゲが少なめで、手入れの際にも扱いやすいのが特徴。強健な性質なので初心者にもおすすめです。

※参考価格:3000円~4000円前後(3号ポット苗)

2.4 キズナ(絆)

コンパクトで美しい、チャリティーローズ「キズナ」5/8

アプリコットオレンジの花を咲かせている、キズナ

筆者撮影

キズナ(絆)は東日本大震災からの復興支援を目的として、フランスの育種家によって寄贈されたチャリティーローズ。その名の通り、人々の心を結ぶバラで、筆者も寄付の一環として購入しました。

アプリコットからサーモンイエローの花色で、樹高は1.2m程度とコンパクト。房咲きで花付きがよく、一斉に咲くと見ごたえがあります。

※参考価格:4000円~5000円前後(大苗)

2.5 ティージング・ジョージア

甘い香りと黄色のグラデーションが魅力の「ティージング・ジョージア」6/8

淡い黄色の花を咲かせている、ティージング・ジョージア

筆者撮影

明るい黄色の花が、秋の庭を明るく華やかに彩るティージング・ジョージア。内側は深みのある濃いイエローで、外側の花弁に向かって徐々に淡くなるグラデーションが魅力です。

強いティーローズの芳香は世界中から評価が高く、そばを通るたびに筆者に甘い香りを届けてくれます。

※参考価格:4000円~5000円前後(大苗)

3. 秋もたくさん咲かせるためにバラを管理する4つのコツ

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剪定ばさみを使ってバラの剪定をする様子

Elena.Katkova/shutterstock.com

3.1 適切な時期に夏剪定

秋の花数を増やすには、夏に伸びた枝を切り戻す夏剪定が欠かせません。近年は秋も暑くなる日が多いため、9月上旬〜中旬に剪定して、気温が下がる10月中旬〜下旬に秋バラが咲くように調節しましょう。

剪定は株全体の高さを約3分の1程度切り詰める「浅めの剪定」が基本です。

3.2 真夏の水やりと遮光

高温期の真夏に水切れを起こした株は、秋になると花が咲く前に葉が黄色くなって落ちてしまうことも。夏の水分不足には十分注意して、土が乾いたらたっぷりと与える、「メリハリのある水やり」を心がけましょう。

西日の当たる場所では、寒冷紗などで遮光すると、葉焼けや株の消耗を防げます。

3.3 剪定後の追肥

夏剪定を終えたら、新芽の生長と開花に必要な栄養を補うため、肥料を与えましょう。追肥することで夏バテから回復させ、より多くの花が咲きます。ただし肥料は与え過ぎないように、適量を守りましょう。

3.4 病害虫の防除

秋バラをたくさん咲かせるには、葉を健全な状態で維持することが大切なポイント。気温が下がり始める秋は、黒星病などの病害が発生しやすい時期です。

葉が落ちると光合成ができなくなるため、早期発見・早期対処を心がけて病害虫を防ぎ、美しい葉を保ちましょう。

4. 房咲きの美しいバラで秋の庭を華やかに

秋の訪れとともに再び輝きを増し、鈴なりに美しい花を咲かせる我が家のバラたち。周りの花が少なくなる季節にこそ、その真価を発揮する頼もしさに、「植えてよかった」と心から思っています。

過酷な夏を乗り越え、深まる秋にいっそうの美しさを放つバラとともに、秋の風情を楽しんでみませんか。

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こちらの記事でも、兵庫県でガーデニングを楽しんでいる筆者が、毎年夏の暑さを乗り越えて秋も美しい花を咲かせてくれる「植えてよかったバラ」を7品種、実際の写真とともに紹介しています。

夏の暑さでバラ栽培がうまくいかない方や、秋にも元気に咲いてくれるバラを探している方、これからバラ栽培を始めたい方にもおすすめです。