バラの大苗購入は、園芸店やバラ園などのほかに、インターネットの専門店を活用するのも1つの方法です。ただし、人気の品種は、気づけば予約終了になっていることも。

育ててみたいバラの品種が決まっている場合は、確実に手に入れるため、早めに予約しましょう。今回は30年のバラ栽培歴を持つガーデナーが「育てやすく、インターネットですぐ予約終了になってしまう人気のバラ」を、参考価格とともに紹介します。

記事最後には、来年の開花のために欠かせない、バラの冬支度のコツもお伝えしますので、ぜひ参考にしてくださいね。

1. この記事で紹介する「育てやすい人気のバラ6選とバラの冬支度」にまつわるあれこれ

写真の「ナエマ」ほか、育てやすくて人気のバラを紹介します1/9

淡いピンクの花を咲かせている、ナエマ

FloralCap/shutterstock.com

  • 初心者におすすめ!育てやすくて人気のあるバラ6選
  • バラの冬支度!今やっておきたい《剪定・育て方》5つのコツ

2. 初心者におすすめ!育てやすくて人気のあるバラ6選

2.1 シェエラザード

フリルのような花弁が優雅で華やか「シェエラザード」2/9

ピンクの花を咲かせている、シェエラザード

筆者撮影

濃いローズ色で波状にフリルがかかった花弁を持つシェエラザード。優雅で華やかな花姿が魅力的で、日本の高温多湿に強く、人気の高い四季咲きバラです。

甘さの中にスパイシーな香りがブレンドされた強い香りを漂わせ、花もちがよく長い間咲き続けます。

※参考価格:3000円~4000円前後(大苗)

2.2 オデュッセイア

ミステリアスな雰囲気と変化する花色が魅力的「オデュッセイア」3/9

赤い花を咲かせている、オデュッセイア

PAUL ATKINSON/shutterstock.com

オデュッセイアは紫がかった深い赤という、シックでミステリアスな花色が魅力。咲き進むと赤が薄くなり、青味がかった花色になるのが特徴です。

比較的黒星病にもかかりにくいため、見た目の美しさと育てやすさをあわせ持つバラとして人気があります。

※参考価格:4000円~5000円前後(大苗)

2.3 ナエマ

フルーツ系の香りが楽しめるエレガントで愛らしい花「ナエマ」4/9

ピンクの花を咲かせている、ナエマ

Qanita Amer Khan/shutterstock.com

芳醇なフルーツ系の香りを漂わせるナエマ。花はソフトピンクのディープカップ咲きで、エレガントで愛らしい大輪バラです。

強健で育てやすく、極めて耐病性が強いため、無農薬でも育てられます。

※参考価格:4000円~5000円前後(大苗)

2.4 リラ 

病気に強く香りもよい紫系のバラ「リラ」5/9

青みがかった薄紫色の花を咲かせている、リラ

筆者撮影

リラは青みがかった薄紫色の花が特徴。紫系のバラは病気に弱いものが多い中、耐病性と香りのよさで、高い評価を受けています。

樹高は60〜90cmとコンパクトで、鉢植えにも最適です。

※参考価格:4000円~5000円前後(大苗)

2.5 クリスティアーナ

耐病性の強さとロマンチックな花姿が魅力「クリスティアーナ」6/9

淡いピンクの花を咲かせている、クリスティアーナ

Olga_Ionina/shutterstock.com

耐病性に優れ、初心者から上級者まで、幅広く人気を集めるクリスティアーナ。白い花弁が中心にかけて淡いピンクを帯び、ロマンチックな花姿です。

2mほど枝が伸びるため、つるバラとしても栽培でき、春から晩秋まで繰り返して開花を楽しめます。

※参考価格:3000円~4000円前後(大苗)

2.6 ダフネ

花色の変化が楽しめる優しい雰囲気の花「ダフネ」7/9

ピンクの花を咲かせている、ダフネ

ambenvalee/shutterstock.com

ダフネはヒラヒラとした花弁が優しい雰囲気。サーモンがかったつややかなピンクからクリーム色になり、やがて緑っぽいクリーム色に変化するのが特徴です。

樹勢が強く、長く伸ばせばつるバラとして仕立てることもできます。

※参考価格:4000円~5000円前後(大苗)

3. バラの冬支度!今やっておきたい《剪定・育て方》5つのコツ

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バラを剪定している様子

JulieK2/shutterstock.com

3.1 花後の処理

秋に咲いた花をそのままにしておくと、余分なエネルギーを使ってしまい、冬越しや来春の生長に影響します。そのため、咲き終わった花はすみやかに取り除きましょう。

また、本格的な冬剪定をするまでの間、弱々しい枝や混み合った部分を軽く切り戻し、株全体の風通しをよくしておくと、病害虫の予防に効果的です。

3.2 冬剪定

冬剪定は春に勢いよく新しい枝を伸ばし、良質な花を咲かせるための重要な作業です。バラが葉を落とし完全に休眠する、12月下旬~1月にかけておこないます。

細い枝や枯れ枝、古い枝は根元から切り落とし、全体の高さの1/2〜2/3程度まで切り戻しましょう。思い切って切り詰めることで、株の形を整え、春の開花のためのエネルギーを温存させます。

3.3 寒肥

剪定と同時に、バラの株元にたっぷりと寒肥を与えましょう。寒肥えには、油かすや牛ふんなどの有機質肥料や、バラ専用の化成肥料などがおすすめです。

これらの肥料は、土の中で時間をかけて分解され、春の芽出しから最初の開花のための栄養源となります。

3.4 誘引

つるバラの誘引は、12~1月にかけて、まだ枝が柔らかい間におこないましょう。枝をできるだけ水平に誘引すると、各節に花芽がつきやすくなり、花数も増えます。

3.5 防寒対策

株元の土にバーク堆肥や腐葉土などのマルチ材を厚めに敷き詰め、地温の急激な変化や霜から根を守りましょう。適切な防寒対策をおこなうことで、春にスムーズな成長を促せます。

4. お気に入りのバラが見つかったら早めに予約を

特別な手入れをしなくても、病害虫の被害が少なく、毎年美しく咲く強健なバラたち。冬支度をしっかりしておけば、冬の間にエネルギーを蓄え、春には庭いっぱいに咲き誇るバラの姿を楽しめます。

お気に入りのバラが見つかったら、予約が始まり次第早めに申し込んで、苗が届く日を楽しみに待ちましょう。

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