2. 【夫婦のお金事情】約半数が「互いの資産を知らない」?喧嘩の原因1位は「将来への備え不足」
このように貯蓄の二極化が進む中、夫婦間でのお金の共有はどうなっているのでしょうか。
株式会社Hajimariが運営するIT案件・求人検索サイト「フリーランスジョブ」が、20歳代から60歳代の既婚会社員(共働き夫婦)500名を対象に実施した調査(2026年4月公表)から、興味深い実態が見えてきます。
同調査によると、夫婦の約半数(46.8%)が「互いの貯蓄額や運用状況などの資産状況を知らない」と回答しました。
さらに、パートナーに内緒にしている3万円以上の「秘密の買い物」がある人は全体の約4割に達しており、特に秘密の買い物の金額が「50万円以上」になると、お金に関する喧嘩が「頻繁にある」と回答した割合が43%にまで跳ね上がっています。
そして注目すべきは、お金に関する喧嘩の原因です。 1位は「将来への備え(資産形成)ができていない(197人)」が圧倒的最多となり、2位の「極端な節約(ケチ)(90人)」や3位の「浪費が酷い(87人)」を大きく引き離しました。
個人の性格や日々の浪費といった表面的な問題以上に、夫婦共に「将来への不安」を抱えていることが衝突の主要因となっているのです。
一方で、パートナーとお金に関する話が「できている」と回答した層では、パートナーへの関係満足度が約96%に達しています。
リタイア後を見据えた計画的な資産形成を進めるためには、まず夫婦で家計の透明性を高め、将来のビジョンについて前向きに対話を行うことが不可欠だといえるでしょう。
著者
マネー編集部貯蓄班は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア ~LIMO(リーモ)~』において、大手証券会社やメガバンク等の金融機関にて勤務経験のある編集者が中心となり、金融庁や総務省など官公庁の公開情報等をもとにお金の課題に寄り添う専門チームです。
主なメンバーは野村證券株式会社出身の宮野茉莉子、SMBC日興証券株式会社出身の安達さやか、地方自治体職員出身の太田彩子、株式会社三菱UFJ銀行と三井住友信託銀行株式会社出身の和田直子、株式会社三菱UFJ銀行出身の中本智恵、日本生命保険相互会社出身の村岸理美など。
編集者の多くは、金融機関にて個人リテール業務を経験。若年層からシニア層、富裕層に至るまで、幅広い顧客に対し、投資信託・保険を中心とした総合的なライフプランニングを実行してきた。なかには、リテール営業で社内トップの実績を持ち、行内で表彰された実力者も。人材育成や社内教育にも携わるなど、金融知識と実務経験の両面で信頼される編集者が在籍しています。
CFP®、1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)などの資格保有者も多数在籍。(最新更新日:2025年6月23日)
監修者
二種外務員資格(証券外務員二種)記者/編集者/校閲者/
【保有資格】
ニ種外務員資格(証券外務員二種)・相続診断士・認知症介助士・終活ガイド資格1級保有。
【経歴】
二種外務員資格や相続診断士などの資格を保有し、「お金とくらし」にまつわる情報を専門的かつ丁寧に発信する金融メディア編集者・ライター。
早稲田大学第一文学部史学科卒。人文・社会系一般書籍、中学・高校社会科教材、就職試験問題の制作関連業務で15年以上の経験を持つ。また、大手人材派遣会社における採用管理業務などの実務経験もある。
現在は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~』において、金融系メディアの編集者兼執筆者として、コンテンツ制作や編集を担当。
総務省「家計調査」・厚生労働省「厚生年金保険・国民年金事業の概況」・J-FLEC(金融経済教育推進機構)「家計の金融行動に関する世論調査」などの一次資料に基づくデータ記事の執筆に強み。
専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』でも記事執筆をおこなう。紙媒体での経験に加え、家族の介護を通じて得た知見を生かしながら、「お金とくらし」にまつわる情報を丁寧に発信している。(2026年7月9日更新)