3. 【オルカンとS&P500】あなたに向いているのはどっち?
オルカンとS&P500はいずれも長期的な資産形成に向いたインデックスファンドですが、何を優先するかによって適性が異なります。
一国への集中を避け、分散効果を期待しながら世界経済の成長を幅広く取り込みたい場合は、地域分散が行われているオルカンが検討しやすいでしょう。
投資先が多岐にわたり、配分も自動的に調整されるため、初心者でも続けやすい点が特徴です。
一方で、米国企業の成長性に期待して高い収益を目指すなら、S&P500が有力な選択肢になります。
米国に集中投資する分、米国市場の影響を強く受けやすいものの、米国市場が好調な局面では大きな成果を得られる可能性があります。
安定性を重んじるのか、成長性を重視するのかという視点で判断することが重要です。
3.1 【両方に投資するという選択肢】併用した場合の考え方
どちらか一方を選びきれない場合は、両方を併せて保有するという考え方もあります。
たとえば、資産の一部をオルカンで世界全体に分散し、残りをS&P500で米国の成長に振り向ければ、安定性と収益性の両面を意識した構成にすることができます。
世界全体への分散を保ちつつ、米国市場の成長を取り込みやすくなる点が利点です。
積立投資を行う際には、配分のバランスを定期的に確認し、自身のリスク許容度に合う形へ調整していくことも重要になります。
大切なのは「どちらが優れているか」を決めることではなく、投資の目的や運用期間に適した形で組み合わせていくという視点です。