シリーズでお伝えしている「企業年収給与研究」。最新の有価証券報告書をもとに注目企業の従業員の年収・給与や従業員数を見ていきましょう。今回は国内大手の中華料理店チェーン運営企業である東天紅です。
東天紅の平均年間給与はいくらか
東天紅(提出会社)の2019年2月28日時点での平均年間給与は396.7万円と300万円を超えています。また、従業員の平均年齢は38.3歳で30歳を上回っています。平均勤続年数は14.3年となっています。
東天紅の従業員数は何人か
有価証券報告書の提出会社(単体)の従業員数は2019年2月28日時点で296名。単体で200人以上の従業員数がいます。なお、セグメント別従業員数の記載はありません。
過去5年の業績動向
東天紅(単体)の業績推移についても見ておきましょう。
まず、売上高ですが、過去5年をみると、増収傾向が続いています。2015年2月期は59億円でしたが、2019年2月期には69億円となっています。
また、経常利益又は損失については、2015年2月期は6億円の損失、2016年2月期は6億円の損失、2017年2月期は1億円の損失、2018年2月期は0.5億円の利益、2019年2月期は0.2億円の利益でした。
投資家が重視する「ボトムライン」でもある当期純利益又は純損失は、2015年2月期は21億円の利益、2016年2月期は6億円の損失、2017年2月期は0.03億円の利益、2018年2月期は0.2億円の利益、2019年2月期は0.2億円の利益となっています。
まとめにかえて
年収や給与といった金銭面での条件は仕事をする人にとっては誰もが気になる要素ではないでしょうか。金銭面での処遇以外にも、働きがいや働きやすさといった職場環境が大事なのは言うまでもありません。
ただ、年収や給与などの「お金」の話は親しい仲でも聞きにくいというのが実際ではないでしょうか。こうしたデータが就職活動や転職活動の参考になれば幸いです。
【注意点】有価証券報告書における年間平均給与及び従業員数について
平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでいます。また、従業員数は就業人数です。基本的には、社外からの出向者を含み、社外への出向者は含みません。
【ご参考】有価証券報告書とは
日本証券業協会によれば、有価証券報告書は「金融商品取引法に基づいて上場会社が事業年度ごとに作成する会社内容の開示資料です。株式を上場している会社は、各事業年度終了後、3か月以内に財務局長および上場証券取引所に有価証券報告書の提出が義務付けられています」とされています。
LIMO編集部