2.2 純金積立のデメリットと注意点
純金積立を始める前には、メリットだけでなくデメリットや注意点もしっかりと確認しておくことが大切です。
各種手数料が発生する
純金積立には、購入時にかかる「買付手数料」、年に一度支払う「年会費(口座管理料)」、預けている金の量に応じた「保管料」などがかかる場合があります。これらのコストは、積立額や期間によってはリターンを圧迫する要因になり得ます。手数料の体系は提供会社によって異なるため、事前に十分に比較検討することが重要です。
価格変動リスクがあり、元本は保証されない
金は安全資産といわれる一方で、その価格は世界情勢や経済指標によって常に変動しており、大きく下落する可能性も否定できません。元本が保証されている金融商品ではないため、投資である以上リスクが伴うことを理解しておく必要があります。
利息や配当は生まない
金そのものは、株式の配当金や預貯金の利息のように、保有しているだけで収益を生み出す資産(インカムゲイン)ではありません。利益を得る主な方法は、購入時より価格が上昇したタイミングで売却することによる売却益(キャピタルゲイン)となります。
売却益は課税対象となる
純金積立を通じて得た利益(売却益)は、譲渡所得などとして課税の対象になります。売却する際には、税金がどの程度かかるのかを事前に把握しておくことが大切です。なお、純金積立はNISA(少額投資非課税制度)の対象外ですが、金価格に連動する一部のETF(上場投資信託)はNISAの成長投資枠で購入できます。
著者
LIMO編集部銀行出身者チームは株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア ~LIMO(リーモ)~』において、メガバンクや地方銀行などの大手金融機関にて、資産運用相談や融資業務の経験を積んだ「元銀行員」の編集者が中心となり構成されている、金融専門のライティングチームです。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)などの資格保有者も多数在籍しています。
LIMO編集部銀行出身者チームには株式会社三菱UFJ銀行と三井住友信託銀行株式会社出身の和田直子、株式会社三菱UFJ銀行出身の中本智恵、株式会社第四銀行(現:株式会社第四北越銀行)出身の石津大希など、資産運用アドバイザーとしての実務経験を有する編集者が在籍しており、各編集者がファイナンシャル・プランナー(FP)として、シニア層から富裕層まで幅広い層の相談に対応してきた点が強みです。
金融機関での勤務経験年数はチーム合計で20年超。表彰歴を持つ編集者も多数在籍しています。国税庁や金融庁など官公庁の公開情報をもとに、豊富な経験と知識を有するプロフェッショナル集団が、読者に正確で実践的な情報をお届けします。
【主な取り扱いテーマ】厚生労働省管轄の厚生年金保険と国民年金(老齢年金・障害年金・遺族年金)、年金制度の仕組み、社会保障、貯蓄、資産運用、NISA、iDeCo、住宅ローン、カードローン、為替相場、株式投資などを中心に記事の企画・執筆・編集・監修を行っています。(最新更新日:2026年1月9日)