3. 【純金積立】月2万円×10年間(2015年〜2025年)シミュレーション

もし、純金積立をしていたらどれくらい増えたのか、過去10年間の金価格の推移をもとにシミュレーションしてみましょう。

<前提条件>

  • 積立期間:10年間(2015年11月~2025年10月)
  • 毎月の積立額:2万円
  • 手数料:買付代金の1.65%(税込)のみ
  • 最終売却単価:2万1000円/g(2025年11月時点の概算)

<総投資額(元本)・手数料総額・購入に充てた純額>

  • 総投資額(元本):2万円 × 120カ月=240万円
  • 手数料総額:(2万円 × 1.65%) × 120カ月=3万9600円
  • 購入に充てた純額:240万円 - 3万9600円=236万400円

3.1 シミュレーション結果

この10年間は、金価格が大きく上昇した時期でした。(2015年は1gあたり約4500円、2025年11月には2万円台へ)

ドルコスト平均法を考慮し、平均購入単価を7450円/gと仮定して試算します。

  • 購入できた金の総量:236万400円 ÷7450円/g=約316.84g
  • 評価総額(現在の価値):316.84g × 2万1000円/g=約665万3640円
  • 運用益(評価益):665万3640円 - 240万円=約425万3640円

毎月2万円を10年間積み立てた場合、元本240万円に対して425万円超の評価益。投資総額の約177%増という結果です。

もちろん、これは過去の価格推移をもとにした試算であり、今後も同じように価格が上がる保証はありません。金価格は下がることもあります。ただ、積立なら価格が下がった時に多く買えるので、購入タイミングが分散され、平均購入価格が平準化されます。

この「ドルコスト平均法」の効果で、一括投資よりもリスクを抑えられるのが積立の強みです。

4. まとめ

金投資には、インゴットや金貨を直接購入する方法だけでなく、証券口座を使って少額から始められる「純金積立」や、新NISAの成長投資枠で投資できる「金ETF(上場投資信託)」など、選択肢が広がっています。

「今が最高値かもしれない」と不安に感じる方は、一度に大きな金額を投じるのではなく、購入時期を分散して一定額ずつ積み立てる「ドル・コスト平均法」を活用するのがおすすめです。こうすることで、高値掴みのリスクを抑えながら、無理なく金投資を始められます。

先行きが不透明な時代だからこそ、資産の一部に「価値が失われにくいもの」を組み込んでおくことは、長期的な安心につながる選択といえるでしょう。

参考資料