7. 【高市内閣】強い経済を実現するための「総合経済対策」3つの柱とは
高市内閣が打ち出した「経済対策」には、3つの柱があります。政府は、日本経済が長く続いた「デフレ・コストカット型」から、次の段階である「成長型経済」へ移行する時期に差しかかっていると見ています。
今は、再びデフレに逆戻りするのか、それとも成長型経済に踏み出せるのか、その分岐点にあるというわけです。
そこで政府は、従来の政策を大胆に見直し、経済成長で生まれた利益を国民にしっかり還元することを目標に掲げました。そのための「3つの柱」は次のとおりです。
7.1 第1の柱:生活の安全保障・物価高への対応
「物価高から暮らしと職場を守る」をテーマに、重点支援地方交付金の拡充や、冬季の電気・ガス代支援、賃上げ環境の整備などをあげています。
7.2 第2の柱:危機管理投資・成長投資による強い経済の実現
「先行的かつ集中的な危機管理投資・成長投資の取組強化」として、経済安全保障の強化や食料安全保障の確立、エネルギー・資源安全保障の強化、防災・減災・国土強靭化、未来に向けた投資の拡大などを打ち出しています。
7.3 第3の柱:防衛力と外交力の強化
「国民の安全と繁栄を支える「強い日本」を実現」として、外交・安全保障環境への対応や米国関税措置への対応などを進めるとしています。
こうした取り組みを通じて、経済成長の果実を国民一人ひとりに届け、「豊かさを実感できる社会」を実現することが狙いです。
「将来への不安を減らし、誰もが安心して暮らせる社会を目指す」それが今回の経済対策の大きな方向性となっています。
8. 2026年は制度の「形」が決まる年。ニュースを注視しよう
今回は、今注目されている「給付付き税額控除」について詳しく解説しました。
これまでは「税金を払っている人だけが得をする」構造になりがちでしたが、この仕組みが導入されれば、経済的に厳しい状況にある方にも光が当たりやすくなります。
政府は、税と社会保障のあり方を中長期的に検討する場として、「国民会議」を設け、社会保障制度改革や関連する政策課題について議論を進める方針を示しています。給付付き税額控除についても、こうした議論の中で取り上げられる可能性があります。
給付内容・対象・開始時期など、制度の詳細はまだ決まっておらず、今後の議論により固まっていく見通しです。引き続き、最新の動向を注視していきましょう。
参考資料
- 自民党「もう一度信頼される自民党に 高市新総裁が就任会見」
- X「自民党広報」
- 神戸市 よくある質問と回答「住民税(市県民税)が課税されない所得額はいくらですか?」
- 厚生労働省「令和6年国民生活基礎調査」(e-stat)
- 内閣府「総合経済対策 政策ファイル」
- 内閣府「「強い経済」を実現する総合経済対策」
橋本 優理
