5. 将来の「手取り」を守るために――出口戦略を見据えた資産形成を
後期高齢者が収入を増やそうとする際は、「制度を味方につけられる方法」を考えることが大切です。中途半端な収入増加によって、制度の恩恵を受けられず、結果として家計がマイナスになってしまっては本末転倒です。
これは、現役世代にも同じことが言えます。老後に向けた貯蓄を考えているなら、後期高齢者となる未来を予測し、「税制優遇」を活用しながらの資産形成が重要です。
新NISAの非課税メリットやiDeCoの所得控除を賢く活用すれば、効率よく老後の備えを厚くすることができます。
ただし、社会保障制度や税制は時代とともに変化し続けます。
将来「中途半端な収入」で後悔しないためには、単に資産を増やすだけでなく、それを「いつ、どう受け取るか」という出口戦略まで見据えておくことが大切です。
常に最新の情報をキャッチして、ご自身にとって最適な「お金の得方」を模索してみてくださいね。
参考資料
児島 裕子
執筆者
1981年生まれ。2000年に高校卒業・妊娠・出産。2003年に明治安田生命(旧明治生命)に入社。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、公的保険アドバイザーの資格を保有する日本FP協会認定のアフィリエイテッド・ファイナンシャルプランナー(AFP)。保険見直しや資産形成など、人生にかかわるお金の相談に特化した独立系FP。
現在は、W&DーWriter&Design-の代表。FP相談では、AI時代に特化した「AI×FP」のハイブリッドFP相談が特徴。また、WEBライターやWEBデザイン事業も展開し、専門家コメントやお金に関する記事執筆を中心に、執筆数は全体で1,000記事を超える。子育てを終え、柴犬と豆柴を連れ夫婦で旅行に行くことを趣味としている。
監修者
マネー編集部社会保障班は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア ~LIMO(リーモ)~』において、厚生労働省や官公庁の公開情報等をもとに社会保障制度や社会福祉、公的扶助、保険医療などをテーマに関する記事を執筆・編集・公開している。
マネー編集部社会保障班は、地方自治体職員出身の太田彩子、日本生命保険相互会社出身の村岸理美、株式会社三菱UFJ銀行と三井住友信託銀行株式会社出身の和田直子など、豊富な経験と知識を有した編集者で構成されている。表彰歴多数の編集者も複数在籍。「国民健康保険」「後期高齢者医療制度」「福祉医療」等の業務や、国民健康保険料の賦課、保険料徴収、高額療養費制度などの給付、国民年金や国民健康保険への資格切り替え、補助金申請等の業務を担った実務経験者も在籍している。
CFP®、1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)などの資格保有者も多数在籍。(最新更新日:2025年8月26日)